卓球・水谷 副賞サーロイン10キロは「美誠とは2対8で分けます」毎日スポーツ人賞グランプリ

2021年12月10日 05:30

スポーツ

卓球・水谷 副賞サーロイン10キロは「美誠とは2対8で分けます」毎日スポーツ人賞グランプリ
毎日スポーツ人賞各賞を受賞した(左から)河島ティヤナさん、和合由依さん、水谷隼さん、道下美里、故・古賀稔彦さんの代理で受賞した谷本歩実さん(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 「2021毎日スポーツ人賞」(スポーツニッポン新聞社共催)の表彰式が9日、東京ドームホテルで行われ、東京五輪卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼(32=木下グループ)・伊藤美誠(21=スターツ)組がグランプリを受賞した。表彰式ではビデオメッセージの伊藤とライブさながらの“ピンポン・トーク”を披露。水谷はミスター卓球として卓球普及に尽力していくことを誓っていた。
 東京五輪混合ダブルス決勝のように、壇上に1人で立った水谷を伊藤がビデオメッセージで後押しした。「水谷さんはテレビで頑張って!私は卓球で頑張ります!」。会場の笑いを誘う“美誠パンチ”を繰り出せば、水谷も「今日は1人で心細いが(伊藤の)プレッシャーを感じないでリラックスして臨めた」と応酬。息の合ったやりとりに、水谷は「表彰式はわれながらよくできた」と笑顔を見せた。

 引退後の水谷は表彰式やメディアに引っ張りだこ。「テレビや新聞を通して活躍することが卓球の普及につながる」と毎日奔走している。また、来年行われるTリーグ東京のホーム戦ではファン開拓に一肌脱ぐつもりだといい「ファンに還元できるようなイベントがしたい」と語った。

 副賞として贈られたサーロイン10キロには水谷もにんまり。「美誠とは2対8で分けます!」と24年パリを目指す後輩へ忖度(そんたく)も忘れなかった。

《ベストアスリート賞・道下「レースより緊張」》ベストアスリート賞は東京パラリンピック女子マラソンで金メダルを獲得した道下美里(44=三井住友海上)が受賞。「レースよりも緊張した。多くの皆さんに祝福してもらい、うれしかった」と感謝の言葉を述べた。リオ大会から6年越しの努力が結実した今年を表す漢字に「結」を挙げた。「いろいろなことが結集してこの5年間やってきたことが糸になって結ばれた。これをもっと紡いでいきたい」と話した。

《文化賞・和合由依さん「一生の思い出」》文化賞は東京パラリンピックの開会式で「片翼の小さな飛行機」を演じた和合由依さんが受賞。表現力豊かな演技が評され、和合さんは「素敵な賞を頂けてうれしい。開会式の最中は本当に楽しくて、一生の思い出です」と語った。特別賞には、バスを乗り間違えたジャマイカ選手の窮地を救ったとして、五輪スタッフの河島ティヤナさんが選ばれた。

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