紀平梨花、北京五輪絶望的…参加必須の全日本欠場の意向
2021年12月21日 05:30
フィギュアスケート
今年7月に痛めた右足首の骨軟骨損傷が完治せず、10月下旬のGPシリーズ第2戦スケートカナダを欠場。「今後の試合に向けて治療、リハビリに専念いたします」とコメントした。回復が遅れ、第4戦NHK杯も回避。初の五輪切符へ一発勝負となる全日本へ調整を進めていたが、間に合わなかった。
トリプルアクセル(3回転半)が代名詞。シニア1年目の18年GPファイナルでは平昌女王のザギトワ(ロシア)らを抑えて初優勝し、昨年の全日本では大技4回転サルコーを初成功させた。今季からカナダ・トロントに拠点を移し、名伯楽のオーサー・コーチに師事。「人生を懸けてやってきた最終の目標」という夢舞台が、絶望的となった。
▽フィギュアスケート・シングルの北京五輪選考 男女とも出場枠は最大3枠を確保。全日本優勝者が最優先で選出。全日本2、3位や、中止となったGPファイナル出場権獲得者、全日本終了時点での国際スケート連盟公認の今季ベストスコア、世界ランキングなどで総合的に残る2人を選ぶ。過去に世界選手権3位以内に入賞した選手が全日本を欠場した場合は、その選手の成績を選考基準に照らして選考する追記がある。
◇紀平 梨花(きひら・りか)2002年(平14)7月21日生まれ、兵庫県西宮市出身の19歳。5歳からスケートを始め、17年全日本ジュニア選手権を制し、シニア1年目の18年NHK杯で日本人初のGP初出場優勝。GPファイナルも制した。19、20年四大陸選手権で2連覇を達成。今年4月から早大の人間科学部通信教育課程に進学。1メートル55。
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