【玉ノ井親方 視点】御嶽海 連敗回避も終盤戦に向けスタミナ不安

2022年01月20日 05:30

相撲

【玉ノ井親方 視点】御嶽海 連敗回避も終盤戦に向けスタミナ不安
<大相撲初場所11日目>御嶽海(左)は正代を寄り切りで破る(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所11日目 ( 2022年1月19日    両国国技館 )】 連敗は回避した御嶽海だが、気になるところがあった。今場所は足が交互に前に出ず、そろってしまう時がある。この日もそうだった。体が浮きながら攻めていく形になり、四つに組まれた。
 ただ、相手の正代は左下手を取れないと力を出せないタイプ。押されても押し返し、何とか勝つことはできたが、横から揺さぶってくる相手だったらどうなっていたか。何より、取組後の息の上がり方が尋常ではなかった。まだ残り4日もある。重圧のかかる終盤戦にスタミナが持つか心配だ。

 正代は胸を出して左を差しにいく相撲を完全に読まれている。毎回、左差しを狙うのではなく、何かしら工夫が必要だ。気持ちが乗らないと負けが続くのはいつものパターン。体は悪くないのだから後は気持ちの問題。このままでは負け癖が染みついてしまう。ここからは自分との闘いだ。(元大関・栃東)

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