北京五輪、14年前と変わらぬ“見えない敵”との闘い

2022年02月05日 05:30

五輪

北京五輪、14年前と変わらぬ“見えない敵”との闘い
<北京五輪・開会式>日本選手団が入場する(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【北京日記】開会式で14年ぶりに鳥の巣に足を踏み入れた。前回は08年8月16日。陸上男子100メートルでボルトが驚異的な世界記録を出した日だった。常にバブル内にいるため、スタジアム入り時の荷物検査はない。一般客を入れず来場者が少ないこともあり、拍子抜けするほどあっさり会場に着いた。
 今回はコロナ禍で医療用マスクの着用を義務付けられているが、08年は大気汚染対策で自主的に防じんマスクをした。ウイルスとPM2.5。見えない敵との戦いも、公式マスコットのモチーフがパンダであることも変わっていない。

 08年はサッカー担当で地方都市を転戦した。当時、反町ジャパンで売り出し中だった長友は35歳の今も日本代表の主力。W杯予選サウジアラビア戦の好プレーで限界説を封じたことは“北京組”として爽快だった。長友いわく「批判はガソリン」。氷点下のセレモニーで誇らしげな“ぼったくり男爵”の姿を見て思わず苦笑いした。(木本 新也)

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