勝みなみ 3差6位発進“ホステスの意地”見せた「去年と比べものにならないくらい」
2022年03月12日 05:30
ゴルフ
「初日いい位置で。その願いがかなったかなと思います。去年とは比べものにならないくらいです」
出だしの1番パー4で花道からいきなりチップインバーディーを奪ったが、その後はパーを重ねる我慢のゴルフが続き、折り返しの10番パー5で3パットのボギー。「ヤバい」と一瞬、昨年の悪夢が去来したが、続く296ヤードの11番パー4で第1打を5Wで刻み、87ヤードの第2打をSW(58度)でピン奥2・5メートルへ。このバーディーで嫌なムードは霧散。14番からの3連続バーディーにつなげた。
継続的な肉体改造によりプロデビューした17年より10ヤード以上の飛距離アップを手にしたが、この2年は強くなり過ぎた肉体を持て余し、ショットの縦の距離感に悩んできた。そのため今オフに100ヤード以内を徹底強化。SW=90ヤードの距離感を体に叩き込んだ。その成果が大事なホステス大会の初日に表れた。
14年4月のKKT杯バンテリンで15歳293日のツアー史上最年少優勝。勝は今をときめく98年度生まれの黄金世代で最初にその名を世に知らしめた。畑岡に続いて今季から渋野も米ツアーに主戦場を移した。「楽しんで笑顔で」をモットーに戦う年女が目指す昨年10月の日本女子オープンに続くツアー7勝目。西郷、西村と年下の突き上げは激しいが、ここは黄金世代の“元祖”勝の出番だ。
≪西郷 焦りなし69≫ツアー史上4人目となる初優勝からの連勝を目指す西郷は後半パットに苦しみながらも5バーディー、2ボギーの69で回り、首位に4打差の好位置で初日を終えた。「まだ2日間あるので伸ばせていけたら」。先週の開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースでも決勝ラウンドに入ってから調子を上げ、最終日に67をマークして5打差を逆転。焦りは全くない。
≪渋野の先輩・西木が首位≫岡山・作陽高の渋野の先輩・西木が7バーディー、ボギーなしの完璧なゴルフで首位に躍り出た。「自分でも信じられません。でも初日ですから。マイペースでコツコツとが目標です」。プロ入りは10年8月。下部ツアーで過去2勝しているが、レギュラーでは19年フジサンケイ・レディース5位が最高。シード獲得経験はなく専ら下部ツアーを主戦場としてきた。渋野に続けと昨季は母校の後輩4人がプロテスト合格。プロ13年目。この好機を生かしたい。
おすすめテーマ
2022年03月12日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
村岡桃佳 “夏冬二刀流”の集大成終え「やり切った」 今後は「何も考えていない」
-
八村15得点もレイカーズに苦杯 ジェームズは50得点 ラプターズは連勝 渡辺は出番なし
-
ラグビー神戸 小学校卒業記念交流戦を開催 大畑大介氏「思い出が財産になると思う」
-
村岡桃佳5位 北京パラ最終種目は表彰台ならず、通算10個目メダル逃す アルペンスキー女子回転
-
フランスが開幕4連勝で12年ぶりグランドスラムへ王手 欧州6カ国対抗
-
小林陵は前半10位「タイトル厳しい」 フライング世界選手権
-
村岡桃佳、大回転座位で金メダル!3冠達成「絶対に負けたくなかった」
-
トレーニング施設「ラグプラスノース」古田仁マネジャー、道内初 低酸素ルームで高地への対応アシスト
-
東京SG、首位に浮上!中村亮主将「準備をしっかりしてきた結果」
-
奈紗、雷雲接近中断も7バーディー堅首「上だけ目指して残りも頑張りたい」
-
勝みなみ 3差6位発進“ホステスの意地”見せた「去年と比べものにならないくらい」
-
尾崎直道 「乾杯」熱唱 兄・将司に感謝「ジャンボがいたから」
-
大坂なおみ“元全米女王対決”制し初戦突破 全豪敗退から「多くを学んだ」
-
内村、こだわり6種目でラスト演技「美しさ存分に見せたい」
-
御嶽海 春場所初日に逸ノ城と対戦 伊勢ケ浜審判部長「普段通りにやっていけば」