終盤戦の男だ!若隆景 高安破り11日目~千秋楽17連勝、初優勝へ首位並んだ
2022年03月24日 05:30
相撲
下からの押し上げと、左右のおっつけ。勝利の方程式を、優勝を占う一番で何事もなかったかのように実践した。この日はもろ差しになる一方的な内容。平成以降の新関脇63人のうち2桁勝利はわずか16人。序盤の取りこぼしなどで苦戦する力士が多いが、若隆景は11日目で到達した。
幼少の頃から大波3兄弟を見守ってきた学法福島高の二瓶顕人監督は「足腰の強さ、重心の低さは際立っていた。本人の努力もあるが、もって生まれた資質も感じる」と話す。1メートル81、130キロと力士では小型な部類だが、幕内上位の力士に当たり負けせず、正攻法の攻めで白星を重ねている。「ここ数日の相撲内容を見ると、(優勝も)あるんじゃないかと期待しています」と恩師も分析する。
得意の終盤戦で初優勝の期待が膨らんだ。昨年名古屋場所の千秋楽から「終盤戦」(11日目~千秋楽)は16連勝中だったが、この日の勝利で連勝は17に伸びた。相手は自分より番付が下の力士が多かったとはいえ、最後まで集中力を切らさず、日頃の鍛錬で培ったスタミナを存分に発揮している。残り4番。「まだ残りがあるので一番に集中して。自分の相撲に集中しています。一生懸命取りたいです」と力を込めた。混戦に拍車がかかった春、「終盤戦の男」に本領発揮の好機が訪れた。
おすすめテーマ
2022年03月24日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
2試合ぶり復帰の原英莉花 祖母から贈られたブレスレットをつけてプレー「一緒に戦う気持ち」
-
高安は大関・御嶽海との“優勝争い直接対決”を制して1敗キープ、若隆景と並走 2敗の2人は敗れる
-
バレー石川祐希 最終節は出場なし、チームはレギュラーシーズン5位でプレーオフへ
-
橋本聖子会長「大会業務は今回の理事会で一つの区切りを迎える」 組織委発足から8年経過
-
橋本聖子会長、ウクライナとの連携強調「平和は五輪・パラリンピックを貫く根幹のメッセージ」
-
マラソン鈴木健吾&一山麻緒 夫婦で世界選手権の代表内定 ともに東京マラソン日本勢トップ
-
橋本聖子会長 「女性とスポーツ賞」の世界賞受賞を報告「この賞の意味と意義を広めていきたい」
-
ペア“りくりゅう”SP3位発進、最後のハレルヤ「本当に感謝しかない」
-
坂本 首位発進、自己ベスト80・32点に喜び爆発「未知の世界、ようこそって感じ」
-
新葉 冒頭のミス響き7位、フリーへ修正誓う「自分の演技をするだけ」
-
ワリエワ 国内大会出場へ ロシアは世界選手権など国際大会から除外
-
終盤戦の男だ!若隆景 高安破り11日目~千秋楽17連勝、初優勝へ首位並んだ
-
高安悔し 連勝10でストップ…若隆景への苦手意識拭えず、無言で引き揚げる
-
正代 復調5連勝、白星先行「気持ち的に厳しい状態だった。これで余裕出る」
-
貴景勝 逆転勝ちでカド番脱出、年下の琴ノ若に張られて怒り…取材も応じず
-
栃ノ心 怪力クレーンで8場所ぶり給金「まだまだ気持ち折れてない。頑張る」
-
女子テニス世界1位、バーティ電撃引退「追いかけたい夢がたくさんある」
-
JOC ウクライナ支援のIOC基金に10万ドルを寄付 ブブカ氏と連携の方針
-
国立競技場で世界陸上OK 日本陸連がルール改正、25年大会の開催目指す
-
40歳・佐々木明 アルペン競技復帰へ、4年後の五輪視野 W杯回転で3度2位
-
松山がマスターズ前年覇者会見 連覇へ「良いプレーを」、前哨戦の出場示唆
-
高校男子は佐藤快斗が首位発進 全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会