【宮原知子、語る 引退会見(1)】「新しい世界を切り開いていけるように頑張っていきたい」
2022年04月01日 14:49
フィギュアスケート
――最初に
「みなさま、こんにちは。先日発表いたしました通り、現役引退を決意いたしました。これまで、たくさんサポートしてくださったコーチの方々、日本スケート連盟の方々、木下グループをはじめとする、スポンサーの方々、そして家族、友達、全ての関係する方々、ファンのみなさまのたくさんの応援に感謝しています。4歳からスケートを始めて、ただただ無心に滑ってきたんですけれども、気づけば競技者として本格的にスケートをしていて、ノービスからジュニアに上がって。最初はただただ楽しくスケートをしていたんですけれども、だんだんと結果もついてくるようになってきて、自分を追い込むようになって。苦しい練習も楽しい練習も重ねて、毎日を過ごしていました。楽しく滑る時期もありましたし、だんだんと修行のように自分を追い詰めてしまう時期もあったかもしれないんですけれども、自分のスケートを試合でしっかり見せるっていうこととか、良い結果を出すっていうことが最大の目標で、自分にとって絶大な達成感をもたらしたくれるものだったので。それを目指して毎日、頑張ることができていました」
「シニアに上がってからは少し環境を変えたいなと思って、カナダに最後の2年間は、行くことができたんですけれども、そこでまた全く新しい世界を見ることができて。調子も良かったですし、すごく充実した練習ができていて。その一方で、なかなか結果が出せないシーズンがあったりとかもして。もう最後のシーズンは、これで駄目だったら、もうやめようっていう気持ちで、本当にずっと自分と向き合って、毎日毎日、自分のできることをもうこれ以上できないって思うぐらい練習をしてシーズンを過ごしたので、本当に最後まで充実したスケート競技人生を送れたと思っています。選手の間はずっともう自分のことばっかり考えて、周りは全く見えていなかったなっていうのが今すごく身に染みて感じていることなんですけど、本当にこんな私をたくさん支えてくださってたくさん応援してもらえたことに本当に本当に感謝しています。これから、まだまだ自分の目標っていうのはたくさん見つけていけると思うので、新しい世界を切り開いていけるように頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」
――最後のシーズンと決めたきっかけは。すっきりこの決断を下せたのか
「最後のシーズンにしようって明確に決めていたわけではないんですけど、世界選手権で結果がすごく悪かったときに、このまま続けて、どんどん自分がスケートが落ちていくだけなら、やめた方がいいなっていうことも頭をよぎって。もう最後っていうのを覚悟で、それぐらいの意識でシーズンを通さないと、本当にオリンピックにも行けないし、それ以前の問題になるっていうのはずっと考えていたことだったので。最初はシーズンの序盤はそのような気持ちで始まって、だんだんとシーズンを過ごしていくうちに、ジャンプが安定してきて少し自分にも自信を持てるようになっていったので。日々の練習の中で、もうやり尽くしたなって毎日1日1日をそういう風に感じて終えられるように練習を繰り返していく中で、何かもう満足して練習してるし、後は試合でやるだけという状態になっている自分もいたので。最初はもう、やめるぐらいの覚悟でいかないとっていう気持ちが、だんだん満足して練習できて、調子も上がってきて、もういいんじゃないかっていう気持ちに変わっていったっていう感じです」
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