レイカーズがボーゲル監督を解雇 20年ファイナルVも今季不振の責任を問う形 後任は未定

2022年04月12日 09:49

バスケット

レイカーズがボーゲル監督を解雇 20年ファイナルVも今季不振の責任を問う形 後任は未定
解任されたレイカーズのフランク・ボーゲル監督(AP) Photo By AP
 レブロン・ジェームズ(37)らベテランの有力選手を擁しながら、今季33勝49敗と低迷してプレーオフ進出を逃していたNBAのレイカーズは11日、3シーズン目を迎えていたフランク・ボーゲル監督(48)を解雇。ロブ・ペリンカGM(52)は後任監督の候補については明らかにしていないが、セルティクスと並んでファイナルで過去最多の17回の優勝を誇るNBAの名門チームは新たな監督の下で来季を迎えることになった。
 ボーゲル監督はペイサーズ、マジックを率いたあと2019年にレイカーズの監督に就任。そのシーズンでレイカーズをファイナル優勝に導いた。しかし42勝30敗だった昨季はプレーオフ1回戦でサンズに敗退。今季は序盤から勝ち星が増えず、球宴後は6勝18敗で西地区全体の11位でシーズンを終えていた。レイカーズの3シーズンでは通算127勝98敗。勝率は・564だったものの、リーグ制覇を求められるチームだけに、ペリンカGMとジニー・バス・オーナー(60)は契約をあと1年残しての“更迭”に踏み切ったようだ。

 ペリンカGMは昨オフに実績のあるベテラン中心の補強を敢行し、昨季ウィザーズに在籍したガードのラッセル・ウエストブルック(33)らを獲得。当初はジェームズとアンソニー・デービス(29)を含めた“ビッグ3”に期待が高まったが故障が相次いだために、3人そろって試合に臨んだのは82試合中わずか21試合(11勝10敗)だった。先発メンバーは“日替わり”状態で、合計100分以上にわたってともに出場した「先発5人」がいなかった2021年シーズン。レイカーズのチームの歴史の中で「最も失望したシーズン」と批判されていた。

 なおペリンカGMは6月23日のドラフトまでには新監督を決めたい意向。スポーティング・ニュース誌ではジャズのクイン・スナイダー(59)、76ersのドック・リバース(60)両監督、76ersのサム・カセール(52)、ウォリアーズのケニー・アトキンソン(54)両アシスタントコーチ、また来季に歴代最多得点記録の更新がかかっているジェームズと緊密な関係にあると伝えられているレイカーズのフィル・ハンディ―・アシスタントコーチ(50)らの名前を後任候補として挙げている。

おすすめテーマ

2022年04月12日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム