新十両・栃丸「攻める気持ち」で勝ち越し王手 「相手をしっかり見て足で攻めていけた」

2022年05月19日 17:13

相撲

新十両・栃丸「攻める気持ち」で勝ち越し王手 「相手をしっかり見て足で攻めていけた」
<大相撲5月場所12日目>東白龍(右)を攻める栃丸(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所12日目 ( 2022年5月19日    東京・両国国技館 )】 新十両の栃丸(29=春日野部屋)が東白龍(26=玉ノ井部屋)を押し出して7勝目を挙げた。連敗を2で止め、勝ち越しまであと1勝とした。
 突っ張りながら東白龍のはたきに落ちずについていった。「相手をしっかり見て足で攻めていけた。相手の動きについていくというより攻める気持ちだった」。攻めの姿勢が会心の勝利につながった。

 連敗癖は、もうない。幕下では1場所7番なので「1勝の重みがあったから考えてしまうことが多かった」と振り返る。1場所15番となった今場所は「自分の反省点を毎日稽古場で修正できるのがプラスに働いている」。15日間の長期戦の方が向いていたようだ。12日目を終え、疲れが出る頃かと問われると「相手も同じ状態なので、どっちの気持ちが強いかってことだと思う」と力強く答えた。得意の突き押しに徹してきたここまでの12日間。残り3日も「自分の相撲を取ることだけを考えています」と変わらぬ気持ちで臨む。

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