大坂なおみ 全仏OP初戦で敗退 “因縁”の相手にリベンジならず 4大大会の初戦敗退は3度目の屈辱

2022年05月23日 19:41

テニス

大坂なおみ 全仏OP初戦で敗退 “因縁”の相手にリベンジならず 4大大会の初戦敗退は3度目の屈辱
全仏オープン1回戦でアニシモバと対戦する大阪(AP) Photo By AP
 【テニス 全仏オープン第2日 ( 2022年5月23日    パリ・ローランギャロス )】 女子シングルス1回戦で世界38位の大坂なおみ(24=フリー)が同28位のアマンダ・アニシモバ(20=米国)に5―7、4―6でストレート負けした。連覇を狙った今年の全豪オープン3回戦で初対戦して、フルセットの末に敗れた因縁の相手に再び苦杯を喫した。4大大会22度目の出場で初戦敗退は3度目で、19年ウィンブルドン選手権以来約3年ぶりの屈辱となった。
 第1セットは5―5で迎えた自身サーブの第11ゲームを3度のジュースの末に失った。第2セットは第7ゲームで先にブレークを許して、1度も相手サービスゲームを敗れずに敗戦。第1サーブ成功率45%、ダブルフォルト8回と最大の武器であるサーブの精度を欠いたことが響いた。

 今季のクレーシーズンはマドリード・オープンに出場したが2回戦で敗退。出場予定だった前哨戦のイタリア国際は左アキレス腱痛のため棄権した。苦手意識のある赤土で2試合しか実戦を積めていない上、この日も患部にはテーピングが巻かれていた。勝負どころの第2セット第7ゲームでは左アキレス腱を気にするようなそぶりもみせた。

 大坂は対戦を前に大会を全日生中継するWOWOWの取材に応じ「物理的な目標はない。ただ、ハッピーな気持ちで去りたいわね。昨年は、本当に悲しい気持ちで去った。だから、ハッピーな気持ちで去ることを希望している」と語った。

 昨年は1回戦勝利後に選手に義務付けられている会見の参加を拒否。主催者から1万5000ドル(約192万円)の罰金を科され、メディア対応を拒否し続ける場合はさらなる罰則を科されると警告を受けた。その後、「うつ」を告白して2回戦を棄権。波紋を広げただけに、今回は笑顔で大会を去ることを目標に掲げていた。

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