大野均氏「何かやらかしてくれる」23年W杯で日本代表のイングランド撃破に期待

2022年06月22日 15:21

ラグビー

大野均氏「何かやらかしてくれる」23年W杯で日本代表のイングランド撃破に期待
プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局の記者発表会に出席した大野均氏 Photo By スポニチ
 来年9月8日に開幕するラグビーW杯フランス大会の開催エリアとなっているプロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局が22日、東京都内で記者発表会を行い、元日本代表で歴代最多の98キャップを誇る大野均氏(44)が出席。ニースやマルセイユといった大都市を含む同地方の魅力を語るとともに、ニースで19年大会準優勝のイングランドと対戦する日本代表の勝利に太鼓判を押した。
 今回の会見に先立って、今月1~12日の期間、同地方を巡った大野氏は「13年間、日本代表をやったが、南仏は行ったことがなかった。(フランスは)いつも曇っていて肌寒いという印象だったが、今回でイメージが180度ガラッと変わった」と第一声。ラグビーを中心とするスポーツはもちろん、観光資源や美食でも知られる南仏の虜(とりこ)になった様子だった。

 ツアー中は日本が1次リーグD組第2戦でイングランドと対戦するスタッド・ド・ニースや、同地域で一番のラグビータウンであるトゥーロン、日本が準々決勝に進出した場合に会場となるマルセイユのスタッド・ベロドロームも訪問。中でもニースのスタジアムについては「15年のイングランド大会で日本が南アフリカに勝ったのがブライトン。最初にグラウンドに出た時に、ブライトンに非常に雰囲気が似ているなと感じた。お客さんからも見やすく、芝も整備してある。何かやらかしてくれる雰囲気はあった」と語った。

 大野氏も先発出場した15年W杯イングランド大会初戦の南ア戦、34―32で世紀の番狂わせを起こしたのが、イングランド南部のブライトンだった。両スタジアムはともに球技専用で、客席数は3万人台と規模もほぼ同等で、「つくりが似ている。グラウンドと客席の距離感も。“なんか、懐かしいな”みたいな感じだった」と感想を漏らした。

 現在の世界ランキングはイングランドの5位に対し、日本は10位。1次リーグ最大の難敵であることは間違いないが、「もしかしたらイングランドとやって勝つかもという期待感を持たせてくれるチーム。(可能性は)ゼロではない」と日本代表の後輩たちに期待した。

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