宇良 上位戦へ「圧力負けしないこと」 酷暑の名古屋でも体重は「限りなく増やす」

2022年07月05日 12:50

相撲

宇良 上位戦へ「圧力負けしないこと」 酷暑の名古屋でも体重は「限りなく増やす」
宇良 Photo By スポニチ
 幕内・宇良(30=木瀬部屋)が5日、岐阜県羽島市の同部屋で大相撲名古屋場所(10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に向けて稽古を行った。
 この日は相撲を取らず「いつも通り」の基礎運動で汗を流した。夏場所は終盤まで優勝争いに加わりながらも左足首のケガで14日目から休場。場所後は治療に専念するも既に実戦稽古を再開しているといい「ぼちぼちです」と順調に回復している。

 今年に入って自己最高位を更新するなど実力を付けているが「単純に力がないですね。技術しかり押しの圧力だったり」と満足せず。上位陣との総当たりが予想される名古屋場所へ「まだまだ自分の実力では厳しい。通用しない」と自己評価し「一番は圧力負けしないこと」と課題を明示した。

 暑さで食欲が減りがちな夏、体重を維持することは「めちゃくちゃ大変です」と苦笑い。「10キロ落とすのは1カ月あればできるけど、10キロ増やすのは1年ではできない」。夏場所前の計量では自己最高となる148キロを記録し、ここ1年半で10キロ以上増やしてきた。7年前の入門時は113キロで、10年前の関西学院大2年時は65キロしかなかった。「体を作るのに人より時間をかけてしまった。落とさないようにというより限りなく増やすようにしている」。酷暑の中、好物の肉料理などでタンパク質を多く摂ることを心掛ける。

 名古屋場所への意気込みは「15日取り切れるように頑張りたい」とまずはケガをしないことが最優先だ。6月22日に30歳の誕生日を迎えたが「年のせいだとは思わない。ケガが積み重なりすぎて思うようにいかない」と十分な稽古ができない胸中を吐露。それでも「元気を与えられるような相撲を取りたい」と名古屋のファンを沸かせることを誓った。

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