フェンシング江村美咲に褒賞金300万円 世界選手権で金メダル「自分でも驚いている」

2022年07月27日 14:23

フェンシング

フェンシング江村美咲に褒賞金300万円 世界選手権で金メダル「自分でも驚いている」
所属する立飛ホールディングスの村山正道社長から褒賞金の目録を贈られ、笑顔の江村美咲 Photo By スポニチ
 フェンシングの世界選手権の女子サーブル個人で金メダル、同団体で銅メダルを獲得した江村美咲(23)が25日、東京都立川市の立飛ホールディングス本社で褒賞金贈呈式&報告会に臨んだ。世界選手権での日本勢の優勝は2015年大会で男子フルーレを制した太田雄貴以来、2人目。女子、そしてサーブル種目では、ともに史上初の快挙だった。
 江村は「まさか、こんなに早く世界選手権で優勝できるとは思っていなかったので、正直、自分でも驚いている」と心境を語り、「今後はこれまで以上に研究されるし、終われる立場になるけど、今までと変わらず、今までと変わらず努力していきたい」と、目標に掲げる24年パリ五輪に向けて気持ちを引き締めた。

 所属先の立飛ホールディングスからの褒賞金は300万円。5月のワールドカップ(W杯)チュニジア大会で優勝した時の100万円から大幅な増額となった。同社の村山正道社長は「200万円という話もあったが、私が偶数が嫌いなのもので」と笑いを誘い、五輪で金メダルを場合は、さらに増額することも約束。江村は「うれしいし、モチベーションになります」と笑顔を見せた。

 世界選手権では個人決勝で世界ランキング1位のアンナ・バシタ(26=アゼルバイジャン)を15―10で撃破。団体戦では準決勝でフランスに敗れて決勝進出を逃したが、気持ちを切り替え、3位決定戦でスペインを下してメダルを死守と、大きく飛躍した。江村は以前との違いを「メンタル面で自分を信じることがでいるようになった、相手をリスペクトする、そして自分の好きなフェンシングを楽しむことができるようになった」と自己分析。今後に向け、「もっと成長して圧倒的な力を手に入れたい。今の最終目標のオリンピック金メダル。それに近づき、具体的になってきたのでワクワクしています」と話し、「オリンピックで日本女子初、サーブル初のメダルが残っているので、それも自分が獲りたい」と誓った。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2022年07月27日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム