山田愛乃、体操・新体操の魅力伝えるフェスで世界選手権へ試運転「良い機会をいただきました」

2022年08月11日 20:32

新体操

山田愛乃、体操・新体操の魅力伝えるフェスで世界選手権へ試運転「良い機会をいただきました」
「GYM Dream Festival」でリボンの演技を披露する新体操日本代表の山田愛乃 Photo By スポニチ
 新体操日本代表の山田愛乃(19=イオン)が11日、埼玉県越谷市の市立総合体育館で開催されたイベント「GYM Dream Festival(ジム ドリーム フェスティバル)」に出演した。
 2021世界体操・新体操選手権北九州大会で使用された器具が同体育館に設置されたことを記念したイベントで、体操や新体操の魅力、楽しさなどを伝えることが目的だが、9月に世界選手権(ブルガリア・ソフィア)に出場する山田にとっては、観客の前で演技する貴重な機会。リボン、クラブの2種目を披露した山田は「久しぶりにお客さんがいるところで演技して、緊張感の中で自分の課題も見えた。本当に良い機会をいただきました」と笑顔を見せた。

 昨年の全日本選手権で個人総合を含む4冠に輝いた山田だが、今春のW杯ソフィア大会、バクー(アゼルバイジャン)大会と思うような結果が残せず、さらに欧州滞在中だった5月末には新型コロナウイルスに感染。無症状だったものの、6月のアジア選手権(タイ・パタヤ)は欠場を余儀なくされる不運に見舞われた。

 「ブルガリア、バクーで悔しい思いをして、そこから練習を重ねて課題を改善したり、自分の中で成長できたと感じていた部分もあったので、アジア選手権で試すことができなかったのは凄く残念。体は元気だったので余計に悔しい気持ちはありました」

 今後はWCCグルジュナポカ大会(26~28日、ルーマニア)に出場。1度帰国後に再び渡欧して世界選手権に臨む。国内での“試運転”を終えた山田は「久しぶりの国際大会で緊張感は高まると思うけど、そこに負けない強い気持ちで入り、世界選手権では自分が良い状態で悔いがないと言える演技をやりきりたい」と活躍を誓った。

 なお、イベントでは元体操女子日本代表の寺本明日香さん(26)らが実況を担当。昨年の東京五輪、世界選手権に出場した平岩優奈(23=イーグル/大泉スワロー体育ク)、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪出場の加藤凌平(28=コナミスポーツ)らも出演し、観客を沸かせた。

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