コルツが2勝目 敵地で延長の末にブロンコスを振り切る 両軍QBはともにSB経験者

2022年10月07日 13:39

アメフト

コルツが2勝目 敵地で延長の末にブロンコスを振り切る 両軍QBはともにSB経験者
パスを投げるコルツのQBライアン(AP) Photo By AP
 第5週の1試合がデンバー(コロラド州)で行われ、スーパーボウルを経験して今季に新天地へ移籍したQB同士が激突。試合はその実績のある2人のQBを守備陣がかき乱す展開となったが、コルツが延長の末に地元のブロンコスを12―9(前半3―6)で下して2勝1分け2敗となった。
 延長(10分)で先攻となったコルツは4分10秒、チェイス・マクラクリン(26)がこの日4つ目となるFG(48ヤード)を成功。後攻のブロンコスは残り2分38秒、コルツ陣内5ヤード地点で第4ダウン残り1ヤードという状況を迎え、同点のFGではなくTDを狙ったものの、QBラッセル・ウィルソン(33)がエンドゾーン内に入り込んでいたWRコートランド・サットン(26)をターゲットにしたパスは通らなかった。

 コルツは開幕戦のテキサンズ戦(20―20で引き分け)に続く延長戦だったが相手のミスにも助けられて勝利。2014年のスーパーボウルに出場し、ファルコンズからコルツにトレードされたQBマット・ライアン(37)のパス成功は41回中25回で、251ヤードを獲得したものの、ウィルソン同様にTDはマークできなかった。

 ライアンはこの試合で6回サックされ、喫したインターセプトは2回。ファンブルも1回犯すなど最後まで攻めあぐむ状況だったが勝利。ただし開幕から5試合で被インターセプト数(7)はTD数(5)を上回っている。またファンブル数は10となり、開幕5試合で2ケタに達したのQBは1990年のジャック・トルドー(コルツ)と2006年のカート・ワーナー(カージナルス)に続いて1950年以降では史上3人目となった

 一方、2013年と14年にスーパーボウルに出場し、シーホークスからブロンコスにトレードされたQBラッセル・ウィルソン(33)のパス成功は39回中21回で274ヤードを記録したものの、こちらもTDなし。9―6で迎えた第4Q残り2分13秒には、コルツ陣内13ヤード地点でWRタイリー・クリーブランド(25)にTDパスを試みたものの、エンドゾーン内でコルツのCBステフォン・ギルモア(32)に痛恨のインターセプトを喫して攻守交代。第3ダウンの攻撃だったのでパス不成功であれば第4ダウンでFG狙いという選択肢があったが、コルツ守備陣に阻止された。

 コルツのマクラクリンは延長での48ヤードのほか、44ヤード、52ヤード、51ヤードと4つのFGをすべて成功。第4Qに起死回生のインターセプトをマークしたギルモアは延長の最後の場面でもウィルソンのパスをエンドゾーン内で阻止しており、コルツの勝利に大きく貢献している。

 <第5週の他のカード>
 ▼9日
パッカーズ(3勝1敗)―ジャイアンツ(3勝1敗)
ビルズ(3勝1敗)―スティーラーズ(1勝3敗)
ブラウンズ(2勝2敗)―チャージャーズ(2勝2敗)
バイキングス(3勝1敗)―ベアーズ(2勝2敗)
ペイトリオッツ(1勝3敗)―ライオンズ(1勝3敗)
セインツ(1勝3敗)―シーホークス(2勝2敗)
ジェッツ(2勝2敗)―ドルフィンズ(3勝1敗)
バッカニアーズ(2勝2敗)―ファルコンズ(2勝2敗)
コマンダーズ(1勝3敗)―タイタンズ(2勝2敗)
ジャガーズ(2勝2敗)―テキサンズ(1分け3敗)
パンサーズ(1勝3敗)―49ers(2勝2敗)
ラムズ(2勝2敗)―カウボーイズ(3勝1敗)
カージナルス(2勝2敗)―イーグルス(4勝)
レイブンズ(2勝2敗)―ベンガルズ(2勝2敗)
 ▼10日
チーフス(3勝1敗)―レイダース(1勝3敗)
 *左側がホームチーム

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