大相撲秋巡業が10日、千葉市中央区の千葉ポートアリーナで行われ、幕内・翔猿(30=追手風部屋)が報道陣の取材に応じた。秋場所で10勝を挙げ、九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)の新三役昇進が確実。「力士として一流」と憧れていた地位を捉え、持ち味の動きの良さに加えて力強さにも磨きをかける。「昨日小さい子に“ゴリラっぽい”って言ってもらった。近づいてきているのかな」と筋肉に自信。「もっとパワーをつけていきたい。“トビザル”から“ゴリラ”になるような」。猿のような素早い動きとゴリラのようなパワーを兼ね備え、進化することを誓った。
実力とともに人気も急上昇中。「すぐ囲まれてしまう」と肌で感じ「最近ファンサービスが怖く感じてます。永遠に終わらないというか、ありがたいんですけどね」とうれしい悲鳴を上げた。それでも「憧れでもありました。囲まれていいなー、みたいな」とまんざらでもない様子だった。