瀬戸「勝って終われて良かった」 来年3月閉館の「辰己国際」で意地のV

2022年12月02日 05:03

水泳

瀬戸「勝って終われて良かった」 来年3月閉館の「辰己国際」で意地のV
ジャパンオープン男子400m個人メドレー決勝の表彰式に立つ(左から)2位・本多、優勝・瀬戸、3位・小方 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 競泳のジャパン・オープン第1日は1日、東京辰巳国際水泳場で行われ男子400メートル個人メドレー決勝は瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)が4分10秒14で優勝した。男子100メートル平泳ぎは花車優(22=キッコーマン)が59秒91で頂点に立ち、男子100メートル自由形は松元克央(25=ミツウロコ)が48秒77で制覇。女子100メートル平泳ぎは青木玲緒樹(27=ミズノ)が1分6秒11で制した。
 思い入れの強いプールで瀬戸が意地を見せた。11月下旬に体調不良で寝込み、万全には程遠い状態で迎えた400メートル個人メドレー。第2泳法の背泳ぎを終えた時点で3番手だったが、続く平泳ぎで先頭に立ち、逃げ切った。急成長中のライバル本多を0秒79差で抑え「この会場で400メートル個人メドレーを泳ぐのは最後。勝って終われて良かった」と笑顔を見せた。

 東京辰巳国際水泳場はアイススケートリンクになることが決まっており、来年3月31日で閉館する。国内主要大会の開催は今回が最後。瀬戸にとっては中学2年時にジュニアオリンピック杯の400メートル個人メドレーで萩野公介さんを破り、初めて全国制覇した思い出の場所だ。レース前にはテレビ解説を務めた萩野さんと会い、魂を込めた泳ぎを約束。「公介の前で気持ちの入ったレースをできた」と実感を込めた。

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