【箱根駅伝2区】順大・三浦 まさかの失速、区間12位で3年連続“不完全燃焼”

2023年01月02日 12:09

駅伝

【箱根駅伝2区】順大・三浦 まさかの失速、区間12位で3年連続“不完全燃焼”
<第99回箱根駅伝往路・戸塚中継所>3区・伊豫田にたすきをつなぐ順大2区・三浦(左)(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【第99回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2023年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町5区間107・5キロ )】 各校のエースが集った花の2区(23・1キロ)で、注目された東京五輪3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(3年=洛南)は1時間08分11秒で区間12位だった。
 当日のエントリー変更で2区に投入され、トップと19秒差の7位でタスキを受けたが、なかなかペースを上げることができずに後退。区間12位のタイムで2人に抜かれ、順位を9位に下げた。

 トラックシーズンは自身が保持する3000メートル障害の日本記録は更新できなかったものの、1500メートルで3分36秒59、3000メートルで7分47秒98の日本学生新記録をマークした。3000メートル障害でも、世界最高峰のダイヤモンドリーグファイナルに出場して4位。「雰囲気、独特の緊張感を踏まえて精神的に成長した。充実感が高いシーズンだった」と確かな手応えを感じていたが、結果を残すことはできなかった。

 箱根では1年時に1区で区間10位、2年時は今年と同じエースが集う“花の2区”を走り区間11位。「ロードではエースと言われるほどの実績を残していない」。確かな存在感を示すため、3度目の箱根路に臨んだが、今年も不完全燃焼に終わった。

 ◇三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年(平14)2月11日生まれ、島根県浜田市出身の20歳。小学1年から競技を始めた。京都・洛南高では19年全国高校総体3000メートル障害2位。順大入学後は同種目で日本記録を樹立し、21年東京五輪では日本勢初の7位入賞、昨年の世界選手権代表。箱根駅伝は20年予選会で大迫傑のハーフマラソンU20最高記録を6秒更新。本大会は21年1区10位、22年は2区11位。1メートル68、58キロ。

 ◆戸塚中継所通過順位(カッコは前中継所順位)
1(4) 中大   2時間9分24秒
2(2) 駒大   +3秒
3(7) 青学大  +4秒
4(8) 山梨学院大+1分3秒
5(5) 創価大  +1分7秒
6(12) 国学院大 +1分24秒
7(3) 法大   +1分29秒
8(13) 国士舘大 +1分47秒
9(6) 順大   +1分50秒
10(10) 東京国際大+1分51秒
<以上シード圏>
11(19) 東海大  +1分52秒
12(9) 日体大  +1分55秒
13(1) 明大   +2分3秒
14(14) 早大   +2分4秒
15(11) 城西大  +2分35秒
16(16) 帝京大  +3分19秒
―    学生連合 +3分42秒
17(20) 専大   +4分10秒
18(18) 立大   +4分18秒
19(17) 東洋大  +4分20秒
20(15) 大東大  +5分35秒

<2区・区間記録=23・1キロ>
1 吉居大和(中大3年)1時間6分22秒
2 近藤幸太郎(青学大4年)1時間6分24秒
3 田沢廉(駒大4年)1時間6分34秒
4 石原翔太郎(東海大3年)1時間7分9秒
5 ムルア(山梨学院大4年)1時間7分22秒
6 ムルワ(創価大4年)1時間7分29秒
7 平林清澄(国学院大2年)1時間7分32秒
8 内田隼太(法大4年)1時間7分53秒
9 カマウ(国士舘大2年)1時間7分54秒
10 石塚陽士(早大2年)1時間8分5秒
11 丹所健(東京国際大4年)1時間8分6秒
12 三浦龍司(順大3年)1時間8分11秒
12 藤本珠輝(日体大4年)1時間8分11秒
14 小沢大輝(明大4年)1時間8分43秒
15 斎藤将也(城西大1年)1時間8分46秒
16 キサイサ(専大2年)1時間9分5秒
17 西脇翔太(帝京大3年)1時間9分13秒
18 国安広人(立大1年)1時間9分37秒
19 石田洸介(東洋大2年)1時間10分4秒
― 工藤大和(学生連合=麗沢大2年)1時間10分7秒
20 ワンジル(大東大2年)1時間11分35秒

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