羽生結弦さん「3月11日じゃないと届けられない気持ち」震災から12年、宮城で舞う

2023年01月10日 05:30

フィギュアスケート

羽生結弦さん「3月11日じゃないと届けられない気持ち」震災から12年、宮城で舞う
<羽生結弦さん「notte stellata」>アイスショー「羽生結弦 notte stellata」のキービジュアル(C)notte stellata Photo By 提供写真
 フィギュアスケート男子で五輪2連覇し、プロとして活動する羽生結弦さん(28)が、東日本大震災から12年となる3月11日に地元・宮城県のセキスイハイムスーパーアリーナでアイスショーを開催する。主催の日本テレビが9日に発表した。タイトルは「羽生結弦 notte stellata(ノッテ・ステラータ)」。3月10~12日の3日間全3公演を予定している。
 ノッテ・ステラータはイタリア語で満天の星。仙台市内で被災した羽生さんが避難所で見た震災当日の星空のように、被災地から希望を発信して人々が笑顔になるきっかけをつくる。「プロになったからこそ、大切な日にやっと演技できる」と言うように、念願のショー。「皆さんそれぞれの3・11を思い出したり。その時の夜空をちょっと思い出してみたり。人と人とのつながりを感じられたり。そういう機会になったらいいな」とコメントした。

 2月26日に東京ドームでの単独ショー「GIFT」を控える。タイトな日程になっても氷上に立ち続けるのは、復興への強い願いがあるから。「3月11日じゃないと届けられない気持ち。3月11日だからこそ思っていただける気持ち、受け取り方だったりとか。そういう意味で、大切に大切に演技していきたい」と抱負を語った。

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