フェデラーさんもジョコビッチも錦織も…国枝はテニス界レジェンドからも一目置かれていた

2023年01月23日 04:30

テニス

フェデラーさんもジョコビッチも錦織も…国枝はテニス界レジェンドからも一目置かれていた
22年11月、テニスのイベントで子供たちと記念写真に納まる(前列左から)錦織圭、フェデラー氏、国枝 Photo By スポニチ
 国枝はパラスポーツの枠を超越した存在で、テニス界のレジェンドからも一目を置かれていた。「なぜ日本から世界的な選手が出てこないのか」と問われたフェデラーさん(スイス)が「日本には国枝がいるじゃないか」と答えたエピソードは有名だ。世界ランキング1位の座に通算582週にわたり君臨。ジョコビッチ(セルビア)もSNSで「真の王者」と称え、錦織は昨年11月に「国枝慎吾さんがかっこいい姿を今でも見せてくれていて、僕もその背中を追っている」と語った。
 将棋愛好家としても知られ、羽生善治九段(52)を憧れの存在と公言する。「テニスは3手詰め」が持論で「自分が打ったらここに80%返ってくると予測する」。テニスはコートチェンジなど実際にプレーしない時間も長いだけに、時間の使い方なども将棋からヒントを得ていた。

 座右の銘「オレは最強だ!」は06年1月に信頼を置くオーストラリア人メンタルトレーナーから贈られた言葉。その後、毎日のように鏡の前で「オレは最強だ!」と言い続け、約9カ月後に初めて世界1位に就いた。

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