“はりひな”連覇達成 張本智「苦しい試合を乗り切って…素直にうれしい」

2023年01月27日 04:40

卓球

“はりひな”連覇達成 張本智「苦しい試合を乗り切って…素直にうれしい」
混合ダブルスで優勝しハイタッチをする張本(右)・早田ペア(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【卓球全日本選手権第4日 ( 2023年1月26日    東京体育館 )】 混合ダブルス決勝で張本智和(19=IMG)早田ひな(22=日本生命)組が田中佑汰(22=愛知工大)田中千秋(26=豊田自動織機)組を3―0で破り、2連覇を達成した。同種目は21年東京五輪で水谷隼・伊藤美誠組が金メダルを獲得。最強ペアは24年パリ五輪で日本勢の連覇を誓い合った。ジュニア女子シングルスでは張本美和(14=木下アカデミー)が兄・智和と同じ中2で初優勝を果たした。
 目指すゴールはここではないとばかりに、はりひなペアの2人は優勝を決めても静かにハイタッチを交わすのみだった。田中姉弟との決勝は3―0で圧倒。結局、全6試合で落としたのは1ゲームのみという準完全Vに、張本智が「途中で何試合か苦しい試合があったが、そこを乗り切って優勝できたので素直にうれしい」と話せば、早田も「昨年の反省を生かし、初戦から凄くいい状態で試合ができた」と語った。

 来年に迫ったパリ五輪の選考ポイントレースでも、それぞれ首位を走る。晴れて同時に代表入りを果たせば、じゅんみまペアに代わる混合ダブルス代表に選ばれることが有力。男子顔負けのパワーを決勝でも発揮した早田も、「私たちが東京五輪の日本の優勝を受け継げるように頑張りたい」と宣言した。

 ともに初戦を迎えた五輪選考ポイント対象のシングルスでも快勝。早田が「五輪で中国に勝つために進化しないといけない」と話した通り、それぞれが進化して日本勢2連覇の偉業へ突き進む。

 ≪張本美 兄に並ぶジュニア初制覇≫張本美がまずはジュニアで兄と肩を並べた。同学年の小塩との決勝は第1ゲームを奪われる苦しい立ち上がりも「負けると思ったので切り替えた」とサーブと精神状態を修正。12―10で競り勝った第2ゲームから3連取で戴冠を果たし「本当にうれしい。(兄の初優勝に)遅れなかったので良かった」と笑顔で話した。一般のシングルスでも初戦の4回戦に4―0で快勝。「もちろん目指すのは優勝」と2冠へ突き進む。

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