【大相撲トーナメント】北の若が十両V「スピードと感覚で勝負した」2回戦で朝乃山を撃破

2023年02月05日 19:11

相撲

【大相撲トーナメント】北の若が十両V「スピードと感覚で勝負した」2回戦で朝乃山を撃破
十両トーナメントの巴戦で照強(手前)をはたきこみで破り優勝した北の若(代表撮影) Photo By 代表撮影
 第47回大相撲トーナメントが5日、東京・両国国技館で行われた。コロナ禍で中止が続いており3年ぶりの開催となった。
 十両トーナメントは北の若(22=八角部屋)が優勝。3ブロックからそれぞれ勝ち上がった北青鵬(21=宮城野部屋)と照強(28=伊勢ケ浜部屋)との優勝決定巴戦を制した。

 北の若は2回戦で元大関の朝乃山(28=高砂部屋)を破る“殊勲の星”を挙げた。右四つがっぷりから、相手の左上手を切りながらタイミングよく左上手出し投げで崩して寄り切り。「胸を借りるつもりで思い切りいきました。朝乃山関の方が力は上なので、スピードと感覚で勝負した」と、素速い動きで勝負を決めた。

 昨年初場所で新十両に昇進した北の若にとっては初参戦のトーナメント。「本場所ではないけど真剣勝負なので中途半端なことはできない」と本場所と同じように力を発揮した。直近2場所は十両で負け越しが続いており、巻き返しへ弾みをつけた。

 初場所では埼玉栄高の1学年先輩の幕内・琴勝峰(23=佐渡ケ嶽部屋)が、4学年先輩の大関・貴景勝(26=常盤山部屋)と千秋楽まで優勝を争った。期待の大きな元高校横綱は「恐れ多いので、自分のできる限りのことをして一つでも上(の番付)へ上がれるようにしたい」と、母校の先輩たちから刺激を受けていた。

 ▽十両トーナメント・優勝決定巴戦
北青鵬(寄り切り)照強
北の若(寄り切り)北青鵬
北の若(はたき込み)照強

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