首位・埼玉が開幕7連勝　3戦連続フル出場の2年目CTB長田が初トライ

2023年02月05日 18:56

ラグビー

首位・埼玉が開幕7連勝　3戦連続フル出場の2年目CTB長田が初トライ — ＜東葛・埼玉＞リーグワン初トライをチームメートに祝福される埼玉CTB長田 Photo By スポニチ

【ラグビーリーグワン第7節埼玉45－0東葛（ 2023年2月5日千葉・柏の葉公園総合競技場）】埼玉（旧パナソニック）が6トライを挙げて東葛（旧NEC）に45―0（前半17―0）で快勝し、開幕から7連勝。勝ち点を30に伸ばして首位をキープした。埼玉は今季初のシャットアウト勝ちで、ボーナスポイント獲得は2試合目。2戦連続零敗の東葛は6連敗を喫し、勝ち点4の11位。

　埼玉は早大から加入2季目のCTB長田智希がリーグワンデビューから3試合続けて先発フル出場。後半3分にはゴール前左中間ラックからの攻撃で、やや乱れたパスを巧みにすくい上げるとギャップを突いて抜け出し、右中間へリーグ初トライをマークした。前半15分までに17―0としながら、その後は攻めあぐねていたチームに後半最初の得点をもたらし、「思い切り行けたかなと思う」と振り返った。

　大学卒業後の進路については複数のチームから誘いを受けたが、「一番チャレンジできる厳しい環境」と埼玉を選択。リーグ屈指の選手層を誇るチームで3戦連続出場にも「チャンスが回ってきたら出られるように1試合1試合準備していた。その積み重ね」と冷静で、課題は「全て。CTBとして求められるものは大学時代と比べものにならない」と明かした。

　この日は日本代表プロップ稲垣啓太を休ませるなど選手のコンディション管理に気を遣うロビー・ディーンズ監督は「長田の3戦連続出場を誇りに思う。パフォーマンスもフィジカルもリーグワンのレベルに合ってきているし、凄く賢い選手と感じる。チームのマネジメントにおいて長田に助けられている」と評価した。長田は27年W杯を意識しているとしながらも「チャンスをモノにできるかは自分のパフォーマンス次第。最高のパフォーマンスをすることを意識している。先を見ずに1試合1試合コミットしていく」と積み重ねの重要性を強調した。