テニス男子国別対抗戦 綿貫、マクラクラン組が元世界1位&全豪準Vペア撃破 綿貫「1296位ですが…」

2023年02月05日 15:45

テニス

テニス男子国別対抗戦 綿貫、マクラクラン組が元世界1位&全豪準Vペア撃破 綿貫「1296位ですが…」
<日本・ポーランド>プレーするマクラクラン(右)、綿貫組 Photo By 共同
 【テニス男子国別対抗戦デビス杯ワールドグループ1部プレーオフ最終日 ( 2023年2月5日    兵庫県三木市ブルボンビーンズドーム )】 3戦先勝方式で行われ、日本がポーランドに勝利した。前日のシングルスを2勝して迎えた第3試合のダブルスでマクラクラン勉(30=イカイ)、綿貫陽介(24=フリー)組がウカシュ・クボット(40)、ヤン・ジェリニスキ(26)組に4―6、7―5、7―6で逆転勝ち。第1試合から3連勝で9月に開催されるワールドグループ(WG)1部進出を決めた。WG1部はデビス杯本戦、予選の下のカテゴリーにあたり、勝てば来年のデビス杯予選の出場権を得る。第4試合のシングルスでは世界ランキング196位の内田海智(28=富士薬品)がマクス・カシニコフスキ(19)に勝利した。
 今大会で初めて組んだ急造ペアが格上を撃破した。第1セットを落としたが、第2セットは6―5の第12ゲームでブレークに成功。最終セットは第3ゲームで先にブレークを許しながら、第8ゲームで相手サービスを破り、タイブレークの末に制した。前日のシングルスで西岡良仁(27=ミキハウス)、ダニエル太郎(30=エイブル)が勝利して迎えた第3試合。3連勝でチームの勝利を決め、綿貫は「自分のダブルスランキングは1296位ですが、日本の勝利を決められてうれしい」と笑った。

 ダブルスの世界ランキングはマクラクランが79位で、綿貫は1296位。ポーランドのジェリニスキは1月の全豪オープンのダブルスで準優勝した実力者で、クボットはダブルスの元世界1位で14年全豪、17年ウィンブルドン選手権と2度の4大大会優勝経験を誇る。昨年の綿貫はツアー下部大会を中心にダブルスにも積極的に出場したが、1勝7敗。大会前の組み合わせ抽選でポーランドペアと顔を合わせた時は「場違いだな」と思ったという。それでも今大会が就任後の初采配となった添田豪監督(38)の「暴れてこい」とのゲキを受け、強烈なリターンを武器にアップセットを実現した。

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