池江璃花子「辰巳にありがとう」“ホーム”でV締め 有終の大学生ラストレース

2023年02月19日 15:52

水泳

池江璃花子「辰巳にありがとう」“ホーム”でV締め 有終の大学生ラストレース
<コナミオープン水泳競技会>女子100メートル自由形で優勝し、メダルを手に笑顔を見せる池江(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【競泳コナミオープン最終日 ( 2023年2月19日    東京辰巳国際競泳場 )】 女子100メートル自由形に出場した池江璃花子(ルネサンス)が、54秒43で優勝を飾った。同種目では22年8月の日本学生選手権(インカレ)以来のタイトル。「勝てなくてもいい気持ちで」リラックスして臨んだことが奏功。復調を印象づけ「インカレぶりに表彰台の一番上に上ることができた。今の状況にしては本当に良くできた」と手応えを口にした。
 来月に閉鎖する辰巳での最後のレース。辰巳は15年10月のW杯東京大会の100メートルバタフライで日本新記録で優勝するなど思い出が詰まった場所。前夜には、この日が最後だと思うと涙が流れてきたという。「これが最後なんだな、とさみしい気持ち。辰巳にありがとうと思って泳ぐことができた。最後に優勝できて良かった」と小学1年から泳いできた“ホーム”に別れを告げた。

 大学生としても最後の大会だった。白血病の闘病からの復活、東京五輪など、いろいろなことを経験した4年間。「本当の最後の学生の試合だったので、今までの学生生活とかいろんなことを感謝できた試合だった。本当の心の底からこんな気持ちになったことがなかった」と話した。

 世界選手権代表選考も兼ねる4月の日本選手権は4月のアクアティクスセンターに場所を移して行われる。「あと1カ月ちょっとでできることはたくさんある。もう少し自信持ってレースに臨めると思う」と話し「また新たな場所で戦うと思うが、そこでもたくさんの記憶や思い出、結果を出せるようにしたい」と今後を見据えた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年02月19日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム