炎鵬「気合と根性、自分との闘い」眼窩底骨折の手術から1カ月 春場所出場明言も決死の覚悟

2023年03月01日 17:49

相撲

炎鵬「気合と根性、自分との闘い」眼窩底骨折の手術から1カ月 春場所出場明言も決死の覚悟
宮城野部屋で稽古を行った炎鵬(左)と雷鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の十両・炎鵬(28)が1日、所属する東京都墨田区の宮城野部屋で春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けての稽古を行った。
 初場所中に右眼窩底骨折のケガを負い、場所後に手術。約2週間前に実戦稽古を再開したという。この日は絢雄(けんゆう=24)ら三段目力士を相手に計18番取って17勝1敗。「自分の体と向き合って、できる範囲で」とケガを悪化させないように調整しながら稽古した。

 格下相手ではあるが、自身より27センチ大きな身長1メートル94の石井(21)を相手に中に入って攻めたり鮮やかな出し投げを決めたりと“業師”のうまさは健在だった。自身と同じく大学時代に軽量級日本代表として世界選手権に出場した経験のある1メートル71、95キロの雷鵬(25)が春場所から付け人に。「なんとしても関取まで上がってもらいたい。それだけの気持ちも技術もあるので」と小兵の弟弟子に期待を込めた。

 春場所の出場は問題ないとしながらも「まだ痛いです。恐怖心もあります」と胸中を吐露。「これをきっかけに立ち合いをいろいろ試しているので、それが今後生きてくれたら」と、目のケガのリスクを抑える取り口も研究してきた。「あとは気合と根性で。自分との闘いなので」と決死の覚悟。ケガなく15日間戦い抜くことを誓った。

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