織田信成 “モラハラ訴訟”敗訴 220万円の賠償に「疑問が残る」

2023年03月03日 04:38

フィギュアスケート

織田信成 “モラハラ訴訟”敗訴 220万円の賠償に「疑問が残る」
織田信成 Photo By スポニチ
 フィギュアスケートの10年バンクーバー冬季五輪男子代表の織田信成(35)が、陰口などのモラルハラスメントを受けて関大アイススケート部の監督辞任に追い込まれたとして、同部の元コーチ浜田美栄氏(63)に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(松本明敏裁判長)は2日、請求を棄却した。織田に名誉を傷つけられたとして反訴した浜田氏側が勝訴し、織田は220万円の賠償を命じられた。
 織田、浜田氏ともに出廷しなかった。織田は「ハラスメントが認められず残念です。名誉毀損(きそん)が認められたことには疑問が残ります。対応については判決を精査して考えます」とコメント。浜田氏は所属する木下スケートアカデミーの公式サイト上で「主張を認めていただいて良かった」とコメントを出した。

 松本裁判長は、浜田氏が織田と対立しモラハラを行ったことを裏付ける客観的資料は存在しないとして浜田氏による違法行為は直ちに認めることはできないと判断。織田が自身のブログや提訴時の会見で浜田氏のハラスメント行為を批判したことは浜田氏の指導者としての資質に対する信頼を傷つけた名誉毀損行為に当たると結論付けた。

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