島田麻央 女子SP首位発進 14歳4カ月で浅田真央超え最年少優勝見えた

2023年03月03日 04:39

フィギュアスケート

島田麻央 女子SP首位発進 14歳4カ月で浅田真央超え最年少優勝見えた
女子SPで首位に立った島田麻央(共同) Photo By 共同
 【フィギュアスケート世界ジュニア選手権第1日 ( 2023年3月1日    カナダ・カルガリー )】 女子ショートプログラム(SP)が行われ、島田麻央(14=木下アカデミー)が自己ベストとなる71・78点で首位に立った。0・59点差の2位に辛智娥(シンジア)(14=韓国)がつけ、中井亜美(14=TOKIOインカラミ)は67・28点で3位発進。ペアSPでは村上遥奈(14)、森口澄士組(21=ともに木下アカデミー)は55・69点で6位につけた。
 「不安」を乗り越え、島田が偉業へと好発進した。黄色い衣装に身を包み「ライオンキング」を披露。冒頭の3回転ループを成功させると、ダブルアクセル(2回転半)、後半のルッツ―トーループの連続3回転も決める。最後は高速スピンで締めくくり、自己ベストを0・29点更新する71・78点をマークした。

 「調子が上がらなくて不安もあったけど、練習通りの演技ができて良かった。緊張したけど、楽しめたと思います」

 大会前にはトリプルアクセル(3回転半)や4回転トーループなどジャンプを思うように跳べず苦しんだ。だが、SPの演技を前に気持ちを切り替えた。「調子が良くても試合で跳べないこともあるし、調子が悪くても跳べるときもある。最後まで諦めずに滑ろうと思っていた」。強い覚悟がノーミスの演技につながった。

 14歳4カ月で頂点に立てば、名前の由来となった元世界女王の浅田真央さんの記録を1カ月塗り替え、日本勢最年少優勝となる。中1日で迎えるフリーは大技のトリプルアクセルと4回転トーループにも注目が集まる。「もっとリンクに合わせられるように調整したい」。日本女子初の両方成功を目指す。

 ≪中井ノーミス3位「大舞台を楽しめた≫中井はノーミスで3位発進となった。ピンクの衣装で軽やかに演技を披露し、冒頭のダブルアクセル(2回転半)からルッツ―トーループの連続3回転、3回転ループと全てのジャンプを成功。「自分が思っている以上に点数が出た。この大舞台を楽しめたんじゃないかなと思う」と笑みを浮かべた。フリーでは構成にトリプルアクセルを組み込む予定だ。

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