本多灯が200Mバタフライで4連覇も「悔しい」 世界選手権代表内定も日本記録に及ばず

2023年04月06日 17:19

競泳

本多灯が200Mバタフライで4連覇も「悔しい」 世界選手権代表内定も日本記録に及ばず
<第99回日本選手権水泳競技大会 3日目>男子200メートルバタフライ決勝で力泳する本多撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【競泳日本選手権第3日 ( 2023年4月6日    東京アクアティクスセンター )】 世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会を兼ねた競泳日本選手権は6日、東京アクアティクスセンターで大会3日目を迎え、男子200メートルバタフライでは、東京五輪銀メダルの本多灯(21=イトマン東京)が1分53秒34で4連覇を達成した。
 予選は1分54秒43で全体1位通過。「決勝では大ベストを出したい。日本記録を超えたい。狙える位置にはいる」と語っていた通り、序盤から積極的に出た。20年に瀬戸大也(28=CHARIS&Co.)がマークした1分52秒53は上回れなかったが、派遣標準記録(1分55秒78)を大幅に上回るタイムで頂点に立ち、世界選手権代表に内定。9日の選考委員会で正式決定する。

 「正直いって、ベスト超えられていないかなと思ったので、その通りだったというのが悔しいですけど、ちゃんと勝って代表権をとれたことは本当にうれしいと思います」と語った。

 昨年12月は世界短水路選手権(メルボルン)の出場を見送り、強化を優先。年明けからは練習拠点を日大からイトマンの「アキット」に変更し「泳法解析システム」を備えた五輪仕様公認競技プールで泳ぎ込んだ。世界選手権では東京五輪金メダリストで、昨年の世界選手権(ブダペスト)を1分50秒34の驚異的な世界新で制した絶対王者ミラク(ハンガリー)に挑む。。「(前半を)53秒で入って、あとはひたすら悔しいですけど、(前半)53秒で入って、後半耐えるだけと思ったんですけど、やっぱりまだちゃんと練習がつめていないのかなと思って。でも53秒台で入れたのは収穫なので、もう後半のスタミナの練習と、あとはスピードをつけても後半バテないように、またひたすら練習するだけだと思います」と世界を見据えた。

 本多は4日の400メートル個人メドレーでは派遣標準記録を突破して2位となり、世界選手権の代表内定を決めている。

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