レイカーズが西の第7シード PITでTウルブスを延長の末に振り切る 八村は延長で貴重な3Pを成功
2023年04月12日 14:24
バスケット
しかし残り0・1秒、アンソニー・デービス(29)が右のコーナーから3点シュートを試みたマイク・コンリー(35)に対して痛恨の反則をコールされ、コンリーはフリースローを3本とも決めて試合は延長(5分)にもつれこんでいた。
それでもレイカーズは延長開始25秒に八村塁(25)の3点シュートで先制。このあとレブロン・ジェームズ(38)がスローインをコンリーにスティールされるなどのミスが出たものの、延長を10―4で制して勝利を収めた。
ジェームズは30得点と10リバウンド、6アシストをマークしたがターンオーバーは5回。出場時間帯のチームスコアは両チーム・ワーストのマイナス17だった。アンソニー・デービス(29)は5反則を犯しながらも24得点と15リバウンドと3ブロックショット。レイカーズはチーム・リバウンドで48―37、ペイント内のスコアで54―36と上回って激闘を制した。
八村塁(25)は12―18で迎えた第1Qの7分14秒からコートに登場。このクオーターでは7得点をマークしたあと、終了間際に右手でダンクに持ち込んだが、2020年のドラフトで全体トップに指名されているアンソニー・エドワーズ(21=193センチ)にブロックされた。このとき倒れ込んだ八村の脚が立っているエドワーズに接触。コート場は一時、騒然となったがテクニカル・ファウルはコールされなかった。
プレータイムが3分43秒しかなかった第2Qにはシュート機会がなく、第3Qと第4Qはフリースロー2本による2得点のみ。それでも延長では起死回生の3点シュートを成功させて“クロージング・ユニット”としての役目を果たした。この日は27分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は8本中3本(うち3点シュートは5本中2本)で、12得点、2リバウンドと1アシストを記録。出場時間帯のチームスコアはジェームズとは対照的にプラス20だった。
ティンバーウルブスではセンターのルディー・ゴベア(30)がチームメートのカイル・アンダーソン(30)に対する暴力行為で出場停止。先発フォワードのジェイデン・マクダニエルズ(22)も右手の骨折で欠場していたが、2015年ドラフトで全体トップで指名されているカールアンソニー・タウンズ(27)がデービス同様に5反則を犯しながらも24得点と11リバウンドをマークするなど奮闘。シーズン途中でジャズから移籍してきたコンリーは6本の3点シュートなどで23得点を挙げたものの、第4Qでは残り6分1秒からチームのFG成功は「0」に終わるなど、土壇場での攻防で競り負ける形となった。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場4分46秒=7得点)
(1)7分26秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・ラッセル)
(2)8分47秒・右サイドからのドライブ。右手でレイアップ=○(アシスト・ラッセル)
*9分37秒・フリースロー2本=○○
(3)10分6秒・右コーナーから3点シュート=×
(4)12分0秒・右サイドをカット。シュルーダーのパスを受けて右手でダンク。エドワーズにブロックされる=×
▼第2Q(出場3分43秒=シュート機会なし)
▼第3Q(出場5分59秒=2得点)
*8分19秒・フリースロー2本=○○(5)9分12秒・右サイドから3点シュート=×
▼第4Q(出場3分1秒=無得点)
(6)5分2秒・右コーナーから3点シュート=×
▼延長(出場4分49秒=3得点)
(7)25秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・デービス)
(8)2分54秒・左サイドからペイント内に入ってステップバックでジャンプシュート=×
◎現行方式によるPITの結果
<2021年>
▼東地区
(7)セルティクス118―100(8)ウィザーズ
*セルティクスが第7シード
(9)ペイサーズ144―117(10)ホーネッツ
(8)ウィザーズ142―115(9)ペイサーズ
*ウィザーズが第8シード
▼西地区
(7)レイカーズ103―100(8)ウォリアーズ
*レイカーズが第7シード
(9)グリズリーズ100―96(10)スパーズ
(9)グリズリーズ117―(8)ウォリアーズ
*グリズリーズが第8シード
<2022年>
▼東地区
(7)ネッツ115―108(8)キャバリアーズ
*ネッツが第7シード
(9)ホークス132―103(10)ホーネッツ
(9)ホークス107―101(8)キャバリアーズ(8)
*ホークスが第8シード
▼西地区
(7)ティンバーウルブス109―104(8)クリッパーズ
*ティンバーウルブスが第7シード
(9)ペリカンズ113―103(10)スパーズ
(9)ペリカンズ105―101(8)クリッパーズ
*ペリカンズが第8シード
<2023年>
▼東地区
(8)ホークス116―105(7)ヒート
*ホークスがが第7シード
(9)ラプターズ―(10)ブルズ(12日)
▼西地区
(7)レイカーズ108―102(8)ティンバーウルブス
*レイカーズが第7シード
(9)ペリカンズ―(10)サンダー(12日)
<プレーオフのカード>
▼東地区
(1)バックス―PITの勝ち上がりチーム
(2)セルティクス―(8)ホークス
(3)76ers―(6)ネッツ
(4)キャバリアーズ―(5)ニックス
▼西地区
(1)ナゲッツ―PITの勝ち上がりチーム
(2)グリズリーズ―(7)レイカーズ
(3)キングス―(6)ウォリアーズ
(4)サンズ―(5)クリッパーズ
*カッコ内の数字は地区内シード順
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