レスリング藤波朱理 “霊長類最強女子”吉田沙保里に並ぶ119連勝を達成

2023年04月12日 21:30

レスリング

レスリング藤波朱理 “霊長類最強女子”吉田沙保里に並ぶ119連勝を達成
22年、100連勝を達成した藤波(撮影・木村揚輔) Photo By スポニチ
 【レスリングアジア選手権第4日 ( 2023年4月12日    カザフスタン・アスタナ )】 女子5階級が行われ、53キロ級で21年世界選手権金メダルの藤波朱理(19=日体大)が、全3試合を無失点でテクニカルフォール勝ちして2連覇を達成。中2だった17年9月から続く公式戦連勝を119に伸ばし、五輪3連覇の吉田沙保里が持つ記録に並んだ。
 長い手足とスピードを生かした片足タックルが武器の藤波は、初戦の準々決勝で台湾選手に11―0で勝利。続く準決勝は東京五輪銅メダルのバトオチル(モンゴル)と難敵が立ち塞がったが、10―0で完勝。決勝では昨年のU20世界選手権女王のアンティム(インド)を10―0で下し、足かけ6年で金字塔を打ち立てるとともに、無失点記録も29試合に伸ばした。

 藤波は吉田と同じ三重県出身。4歳で父で現日体大コーチの俊一氏の手ほどきで競技を開始したが、「小さい時から憧れの選手」と同郷の偉大な先輩への思いを語ったことがある。04年アテネ五輪と5度の世界選手権制覇を含む吉田の119連勝と中身は比較できないが、「自分から攻めてポイントを取りに行くところが似ていると思う」と語るなど、“霊長類最強女子”の後継者として期待を集めている。

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