レスリング23歳・清岡 亡き父に届けた五輪切符「ここは金メダルを獲るための通過点」

2024年04月20日 04:00

レスリング

レスリング23歳・清岡 亡き父に届けた五輪切符「ここは金メダルを獲るための通過点」
 男子フリー65キロ級準決勝で中国選手に勝利し、五輪出場枠を獲得した清岡幸大郎=ビシケク(共同) Photo By 共同
 【レスリング パリ五輪アジア予選 ( 2024年4月19日    キルギス・ビシケク )】 19日に開幕して男子フリースタイル6階級が行われ、65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)と86キロ級の石黒隼士(自衛隊)がそれぞれ準決勝に勝って、上位2人に与えられる五輪出場枠を獲得し、初の代表に決まった。準決勝で清岡は中国選手、石黒は韓国選手に快勝した。各階級の決勝は実施しない。97キロ級の吉田アラシ(日大)は準々決勝、125キロ級の山本泰輝(自衛隊)は初戦で敗れ、今大会での出場枠を逃した。5月の世界最終予選(トルコ・イスタンブール)に回る。
 男子フリースタイル65キロ級では、23歳の清岡が五輪切符を手にした。昨年末の全日本選手権で東京五輪覇者の乙黒拓斗を破り、チャンスをつかんだ新鋭は、初戦で第1シードのタジキスタン選手を撃破。大一番の準決勝も鋭いタックルを繰り出し、中国選手にテクニカルスペリオリティー勝ち。22年12月に48歳で急死した天国の父・義雅さんへ吉報を届けた。「ここは金メダルを獲るための通過点。パリまで突っ走っていく」と誓った。

 ▼石黒隼士 めちゃくちゃうれしい。でも、まだ第一段階。目標は五輪の86キロ級で日本人が優勝すること。そのスタートラインに立った。ここからが自分のレスリング人生最大のヤマ場だ。

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