【テニス全仏OP】錦織圭 3年ぶり出場で初戦突破!4時間超えフルセットの死闘制し「いい経験になった」

2024年05月27日 05:33

テニス

【テニス全仏OP】錦織圭 3年ぶり出場で初戦突破!4時間超えフルセットの死闘制し「いい経験になった」
<全仏オープン1回戦>ディアロ戦でショットを放つ錦織(AP) Photo By AP
 【テニス全仏オープン第1日 ( 2024年5月26日    パリ・ローランギャロス )】 テニスの全仏オープン(フランス・パリ)が26日に開幕。21年の全米オープン以来3季ぶりの4大大会出場となった世界350位の錦織圭(34=ユニクロ)は、男子シングルス1回戦で同166位ガブリエル・ディアロ(22=カナダ)と対戦。2セットを連取するも、疲労感が出始めた第3セット途中からは思うようにプレー出来ず。2セットを奪われ追いつかれるも、最後は粘りを見せフルセットの末に3―2と勝利。久々の4大大会初戦でいきなりの4時間超えマッチを制し、2回戦進出を決めた。
 全仏オープンは3年ぶりの本戦出場で15、17、19年の8強が最高成績となっている錦織。第1セット立ち上がりは2メートル3センチという長身を誇る相手が放つサーブに苦戦。第4ゲームをブレークされるなどリード許す苦しい展開になったが、第9ゲームでブレークバックに成功。リターンのポジションを前めに位置するなど強力なサーブに対応し始めると、コートを広く使いながら相手のミスを誘う緩急をつけたショットで流れを一変。第8ゲームから5ゲーム連取し、7―5で第1セットを先取した。

 第2セットは錦織がいきなりブレークに成功。このまま一気に波に乗るかに思えたが、続く第2ゲームであっさりブレークバックを許してしまい一進一退の攻防に。互いに譲らずタイブレークに突入すると、ギアを上げた錦織が4連続ポイント。勝負所で高い集中力を見せ、久しぶりのタイブレークを7―3で制し、第2セットを連取した。

 第3セットでは互いにサービスキープを続ける展開。第7ゲームに入ると、足の運びがやや重くなった錦織が1ポイントも取れないままサービスゲームを落とし、そのまま3―6と押し切られてしまった。

 嫌な流れで迎えた第4セットは、伸び伸びプレーするようになったディアロの勢いを止められず。2度のブレークを許すなど1―6で落とし、セットカウント2―2と追いつかれた。

 ここで錦織はメディカルタイムアウト。トレーナーを呼び、腰から臀部(でんぶ)付近を入念にストレッチ。だが、ファイナルセットもいきなりブレークを許す苦しい展開。それでもドロップショットやバックハンドスライスを有効に使って第2ゲームでブレークバック。サーブが尻上がりに良くなる相手に対し粘りを見せ、7―5と競り勝ち。4大大会復帰初戦で価値ある1勝を手にした。

 ▼錦織 今は早くロッカー帰りたいですね。3セット目から別人のように強くなったので、負けていてもおかしくない試合でしたね。ファイナルセットも紙一重で…この接戦を勝てたことはいい経験値になるかと思います。

 ※全仏オープンはWOWOWで連日生中継!WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合を全試合ライブ配信予定!

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