サニブラウン 金だけ目指す 陸上男子100メートル日本勢初メダルへ強気「9秒8台も見えてくる」
2024年06月06日 04:50
陸上
![サニブラウン 金だけ目指す 陸上男子100メートル日本勢初メダルへ強気「9秒8台も見えてくる」](/sports/news/2024/06/06/jpeg/20240605s00056000699000p_view.webp)
「昨年の方が悔しかった。一昨年は体も精神的にもいっぱいいっぱい。昨年の方が余裕があり、感覚も良かった分、もっとできたと思う。100%を出し切れていない。完全燃焼した結果じゃないと満足できない」
――五輪の男子100メートルでは「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳が1932年ロサンゼルス大会で6位に入ったのが最高。
「とにかく金メダルだけを目指している。1位以外は興味がない。心身とも万全の状態で臨み、決勝で自分の120%の力を出す。今まで経験したこと全てで、自分が成長したことを証明する大きな機会になる」
――21年東京大会は故障もあって100メートル代表は逃し、200メートルに出場して予選落ち。
「あの時からは一歩ずつ、いい方向に階段を上がっている。ケガして良かったとは思わないが、実になっていることは多い。体の理解度が低いと絶対に支障が出る。危険要素を排除しながらトレーニングしていけるようになったし、100メートルに関する知識量も増えた」
――課題のスタート改善にもつながった。
「昨季までは2歩目が短く、3歩目で取り戻そうとしてロスしていた。昨年11月の練習でいい感覚をつかんだ。足運び一つで、よりスムーズに加速でき、自分でも驚いている。1歩の違いで全く違う前半30メートルになり、走っていても凄く気持ちがいい。いつもより前で勝負できるので、本当にチャンスがあると思う」
――今後は欧州を拠点に本番に向けて準備する。
「自分がどこまで突き詰めていけるのかが、一番の楽しみ。まずはここから40~60メートルの中盤が課題になる。良くなった前半をいかにスムーズにつなげられるか。反復練習でしっかり仕上げられれば、9秒8台も見えてくる」
◇サニブラウン・ハキーム 1999年(平11)3月6日、北九州市生まれ、東京都出身の25歳。小4から陸上を始め、城西大城西中、城西高を経て17年にフロリダ大進学。19年11月にプロ転向し、20年7月に練習拠点をフロリダ州のタンブルウィードTCに変更。23年6月から東レ所属。100メートルは19年6月に全米大学選手権で当時の日本新記録となる9秒97をマーク。先月30日のダイヤモンドリーグ(オスロ)で自身5度目の9秒台となる9秒99を出し、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破して同種目で初の五輪代表に決まった。1メートル90、83キロ。
おすすめテーマ
2024年06月06日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
富永啓生 NBAサマーリーグには参加せず「日本代表に専念する」
-
石川祐希 「彼は中央大学の同期です」パリ五輪ボクシング代表と2ショット 「一緒に頑張るぞ」
-
青森市のおすすめパーソナルジム10選。特徴と料金まとめ
-
中野区のおすすめパーソナルジム10選。特徴と料金まとめ
-
パンプアップとは?筋トレ用語をメガロストレーナーが解説
-
西荻窪のおすすめパーソナルジム8選。特徴と料金まとめ
-
イスに座って全身の筋トレ。スキマ時間で手軽にトライ
-
二の腕が痩せる筋トレ・マッサージ方法。付け根が痩せない方、必見
-
【お腹を割る】人気のプランク6種を8分間で制覇する腹筋トレーニング(体幹)
-
【バレーボール】日本、底力の連勝 ミドルブロッカー小野寺15点!1―2から逆転!!
-
【バレーボール】セッター関田が下腿負傷で離脱「下腿に痛みがある」 代役は大宅
-
サニブラウン 金だけ目指す 陸上男子100メートル日本勢初メダルへ強気「9秒8台も見えてくる」
-
吉田総監督が五輪連覇が懸かる4人に金言 有観客会場にのまれるな!!柔道パーク24壮行会
-
パリ五輪 コンコルド広場など会場整備順調 予定通り7月26日セーヌ川で開会式
-
【全仏OP】車いす男子の部 小田4強進出 三木と日本人対決へ