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八村塁 「刺激与えたい」の思い胸に3年ぶり代表復帰 伏線も回収!“ビッグ3”で日本は歴代最強に

2024年06月27日 04:30

バスケット

八村塁 「刺激与えたい」の思い胸に3年ぶり代表復帰 伏線も回収!“ビッグ3”で日本は歴代最強に
八村塁 Photo By スポニチ
 日本バスケットボール協会は26日、男子日本代表のパリ五輪最終候補メンバー16人を発表した。NBAで2年連続プレーオフに進出した八村塁(26=レーカーズ)が21年東京五輪以来3年ぶりに復帰し、来季のBリーグ入りを表明している渡辺雄太(29=グリズリーズ)も昨夏のW杯以来のメンバー入り。22、23日のオーストラリア戦から張本天傑(32=名古屋D)と山ノ内勇登(21=ネバダ大)が外れた。あす28日から合宿を開始し、7月5、7日に韓国と強化試合を行う。
 伏線を回収した。五輪で使用されるFIBA公式球で練習する写真をSNSにアップしてファンをざわつかせていた八村がパリ五輪代表の最終候補に名を連ねた。ホーバス監督の就任後は初めて日の丸を背負う。NBA規定で五輪の28日前まで代表活動に参加できないため、このタイミングでの招集となった。

 今季終了後には「五輪に出場した場合は、チームとして勝つというのもあるが、NBAに入ろうと思っている若い選手に刺激を与えたい」と語っていた。昨夏のW杯はNBAシーズンへの準備を優先して出場を辞退したが、五輪切符を獲得した日本の戦いに興奮し「ずっと家で叫んでいた」と言う。ホーバス体制下で代表デビューした司令塔の河村、シューターの富永らとは初融合となる。

 日本は22、23日にオーストラリアと強化試合を行い、若手主体の相手に1分け1敗。リバウンド数32―47、33―41とゴール下で劣勢だったことが苦戦の要因で、インサイドの軸となる八村が加入する意味は大きい。23~24年シーズンの3点シュート成功率はリーグ12位の42・2%をマークし、速攻では何度も先頭を走った。プレースタイルはホーバス監督の戦術に合致する。

 渡辺雄も昨夏のW杯以来約10カ月ぶりに代表入り。23年2月に日本国籍を取得したホーキンソンを加えた“ビッグ3”がそろうチームは歴代最強の呼び声も高い。準備期間は短いが、ホーバス監督は「NBA組は頭がいいからスムーズにできる」と自信を見せる。7月8日が提出期限の五輪登録枠は12人で、今回のメンバーから4人が落選。8強を目指すパリに向けたチームづくりは最終局面に入る。 (木本 新也)

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