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落合晃 優勝も五輪逃し悔しさあらわ 男子800メートル 丸刈り&鉢巻き姿で右拳を地に叩きつけ

2024年07月01日 04:40

陸上

落合晃 優勝も五輪逃し悔しさあらわ 男子800メートル 丸刈り&鉢巻き姿で右拳を地に叩きつけ
男子800メートル決勝、優勝した落合(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【陸上・日本選手権兼パリ五輪代表選考会最終日 ( 2024年6月30日    新潟・デンカビッグスワンスタジアム )】 男女800メートルは落合晃(17=滋賀学園高)と久保凜(16=東大阪大敬愛高)が史上初の高校生アベック制覇を達成した。
 トップで駆け抜けた新星・落合に喜びの感情はなかった。この種目で19年のクレイ・アーロン竜波(当時相洋高)以来となる高校生王者が誕生したが、右拳を何度も地に叩きつけ悔しがった。

 大逃げのレースを展開し「シニアの選手を引っ張って、勝ち切れたことはうれしく思う」と振り返る一方で「今年はパリに行くと決めて頑張っていた。(参加標準記録の)1分44秒70が出せず悔しい」と話した。

 丸刈り&鉢巻きスタイルで激走した17歳。花の都には約2秒届かなかったが、予選で日本記録に0秒07と迫る自己ベスト1分45秒82を出すなど伸びしろは十分。いつもレース直前には、女子を制した久保の快走を目の当たりにする。「毎回、久保さんが1番で帰ってくる。僕も負けていられないという刺激になっている」と笑顔で語った。

 ◇落合 晃(おちあい・こう)2006年(平18)8月17日生まれ、滋賀県高島市出身の17歳。小学校時代にトライアスロンを始め、高島市立今津中で陸上部入部。滋賀学園高に進学後は高校2年だった昨年、高校総体800メートル優勝、1500メートル6位。前日の日本選手権男子800メートル予選でマークした1分45秒82は大会記録とU20日本記録を更新。1メートル65、57キロ。

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