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大坂なおみ「娘は明日が1歳の誕生日なの」6年ぶりウインブルドン勝利で“前祝” 聖地の大拍手には感激

2024年07月02日 01:02

テニス

大坂なおみ「娘は明日が1歳の誕生日なの」6年ぶりウインブルドン勝利で“前祝” 聖地の大拍手には感激
ウインブルドン1回戦に臨んだ大坂なおみ(AP) Photo By AP
 【ウインブルドン選手権1回戦   大坂なおみ2-1ディアヌ・パリ ( 2024年7月1日    オールイングランド・クラブ )】 テニスの4大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕した。
 女子シングルス1回戦で、元世界ランキング1位(現113位)の大坂なおみ(フリー)は、世界ランク53位のディアヌ・パリ(フランス)と対戦。2019年以来、5年ぶりのウインブルドン復帰戦となった試合で2-1(6-1、1-6、6-4)と見事な勝利を収めた。

 第1セットは、第4ゲーム、第6ゲームをブレークするなど格の違いを見せて6-1で奪取。ファーストサーブが決まった際は100パーセント得点に結びつける強味を見せた。

 第2セットは逆に第2ゲーム、第6ゲームをブレークされて1-6で奪われた。第3セットも流れは変わらず、第1ゲームをブレークされると、大坂はボールを叩きつけて悔しがった。

 その後、第2ゲームは逆にブレークバックで奪い返えしたが、第3ゲームにまたもブレークで返される両者譲らない“ブレーク合戦”。それでも落ち着いていた大坂は第6ゲームを再びブレークする粘りで、第10ゲームもブレークで奪い、6-4で試合を決めた。

 試合後“おかえりなさい”とインタビュアーから歓迎されると、聖地のファンから大きな拍手が沸き起こり、大坂も「今、私は夢を見ているみたい」としみじみと語った。「私の娘は、明日が1歳の誕生日なの。残れてうれしい」と明るい表情で語り、「いつも試合は楽しみたいのだけれど、相手のパリも素晴らしい選手。試合中、アップダウンはありましたが、とになくファイナルセットに行かなくてよかった。きょうはトリッキーな展開だったが、2回戦以降はより良いプレー、アグレッシブにプレーしたい」となどと話し、観客席で日の丸の旗を振って応援してくれたファンに対しても感謝した。

 過去3度出場のウインブルドン最高成績は2017、18年の3回戦。「生涯グランドスラム」が目標と公言する大坂にとって、ウインブルドンは高いハードルでもあるが、見応えのある復帰戦ともなった。

 出産を経て今年1月からツアーに復帰。5月の全仏オープンでは現ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)をマッチポイントまで追い込むなど1―2で敗れはしたが、完全復活を印象づけていた。先月のベルリン・レディース・オープンでも、世界8位のジェン・チンウェン(中国)に1―2とコンディション面が戻りつつあることを証明していた。

 また、大坂はパリ五輪シングルス代表として2大会連続2度目の出場も決めている。

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