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【柔道】阿部詩 兄・一二三との同日金メダルへ「自分の試合をやるだけなので…」 有観客への対策も明かす

2024年07月23日 09:45

柔道

【柔道】阿部詩 兄・一二三との同日金メダルへ「自分の試合をやるだけなので…」 有観客への対策も明かす
<柔道 出発>パリへ向け出発する(左から)阿部詩、阿部一二三、橋本(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 パリ五輪に出場する柔道女子52キロ級の阿部詩(パーク24)が23日、羽田空港からパリへ出発前に取材に応じた。
 28日に本番を迎える。「ちょっとした緊張だったり不安だったり、どんな試合になるんだろうという気持ち」と素直に話した。東京五輪後は不安を抱えていた両肩の手術を経験。「体の状態的には大きなケガなく、ここまで来られた。あとは気持ちを引き締めて覚悟を持って挑むだけ」と語った。

 東京五輪の時とは異なり、パリ五輪は有観客での開催。先週、所属先の道場で声に備えた練習試合を実施したという。「中で声を出していただいた。あんまり聞こえないのも想定しながらやった」と明かし、「最後は自分は考えた上で戦わないといけないので、自分の意思をしっかり持ちながら」と見据えた。

 東京五輪に続く男子66キロ級でパリ五輪代表の阿部一二三(パーク24)との兄妹での同日金メダルが懸かる。これまで五輪や世界選手権は女子→男子の順で決勝が行われてきた。パリ大会は男女平等を掲げ、120年を超える近代五輪史で初めて、参加選手数が同数。その一環で男女各1階級ずつ実施される柔道は、決勝順が毎日入れ替わる。阿部兄妹の競技日は男子→女子の順となっている。

 東京五輪と18、22、23年世界選手権はいずれも詩→一二三の決勝順で兄妹制覇。一方、19年11月のグランドスラム大阪大会で、兄の直後に決勝を迎えた詩はブシャール(フランス)に初黒星を喫し、東京五輪の早期内定を逃した過去もある。「あんまりそこは不安なく自分の試合をやるだけなので、しっかり戦いたいなと思う」と言葉に力を込めた。

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