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木竜皇が5勝目!新十両昇進確実に涙「少しでも恩返しできたら」父は元幕内・時津海…親子関取誕生へ

2024年07月24日 21:00

相撲

木竜皇が5勝目!新十両昇進確実に涙「少しでも恩返しできたら」父は元幕内・時津海…親子関取誕生へ
<大相撲名古屋場所11日目>聖富士(下)を下手投げで下す木竜皇(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所11日目  ( 2024年7月24日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 西幕下筆頭の木竜皇(21=立浪部屋)が聖富士(20=伊勢ケ浜部屋)を下して5勝目を挙げ、新十両昇進を確実とした。
 立ち合い低く当たるとすぐに右腕を手繰られて左上手から攻め込まれたが、右半身でこらえて逆転の下手投げ。「相手の流れになったけど落ち着いていけた」と貴重な5勝目をつかみ取った。

 勝ち越しを決めた5番相撲の欧勝海戦も気迫の白星だった。相手得意の四つに組まれてから粘りに粘って熱戦を制し「関取に上がるんだという執念で勝ちました」と話していた。「西の筆頭なので、勝ち越してもまだ安心できなかった」。先場所は東3枚目で5勝しながら番付運に恵まれず昇進見送り。今度こそ新十両昇進をより確実にするために、この日も執念を見せた。

 勝って引き揚げた花道の奥には、師匠の立浪親方(元小結・旭豊)の姿。祝福の握手を交わした。「師匠とか両親とか監督とか、お世話になったので少しでも恩返しできたらなと…。自分だけの力じではここまで来れないので、皆さんに感謝してこれからも謙虚に相撲を取っていきたいです」。感謝の思いとともに、涙があふれた。

 父は元幕内・時津海。「自分の中で尊敬している。そこに追いつきたい気持ちで稽古してきた」という目標の存在だ。今でも定期的に連絡を取っており「勝ち越した時は両親もすごく喜んでくれた」と表情を緩めた。「お世話になりっ放しなので、相撲で恩返ししていきたいです」。念願の関取昇進を確実とさせ、感謝の思いを述べた。

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