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美ノ海 自己最多9勝目でV戦線残った!「いっぱいいっぱいです」

2024年07月26日 04:23

相撲

美ノ海 自己最多9勝目でV戦線残った!「いっぱいいっぱいです」
取り直しの一番で武将山(右)を破った美ノ海 (撮影・長嶋 久樹) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所12日目 ( 2024年7月25日    ドルフィンズアリーナ )】 平幕の美ノ海が3敗を守った。新入幕だった昨年九州場所に並ぶ自己最多の9勝目。優勝争いに名を連ね、鳥取城北高の1学年後輩の横綱・照ノ富士を2差で追走する。照ノ富士は連敗せず11勝目。3敗の大関対決は豊昇龍が琴桜を破った。13日目、3敗の豊昇龍、隆の勝、美ノ海が全員敗れて照ノ富士が貴景勝に勝てば、照ノ富士の3場所ぶり10度目の優勝が決まる。
 優勝戦線に踏みとどまった。美ノ海は武将山に押し出されたかに見えたが、際どく残って同体取り直しに。「負けたと思った。次は踏み込んで前に出ようと」と巡ってきたチャンスをものにした。勝っても負けてもあまり感情は表に出さない性格。2桁勝利に王手をかけても「あまり変わらない。いっぱいいっぱいです」といつもの穏やかな表情だった。

 2差で首位を独走する照ノ富士は、年齢は上だが鳥取城北高の1学年後輩にあたる。のちの横綱が来日した頃、日本の生活や言葉など「いろいろ教えていた」という。14年前の夏に故郷の沖縄で行われた全国高校総体では、ともに主力として同校を初の団体優勝に導いた。かつてのチームメートと幕内の舞台で繰り広げる優勝争い。「いずれできたら」と待ち望んでいた対戦を見据え、遅咲きの31歳が追っていく。 

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