【アジア太平洋アマ】「まだまだだった」中野麟太朗は2打及ばず3位「頑張り直しです」次戦日本オープンへ
2024年10月06日 16:55
ゴルフ
暫定首位で迎えた第3ラウンドの5番のパーパットから競技を再開。短いパットを外してボギー発進し、続く6番も落とした。後半も悪い流れは続く。11番はボギー、12番はダブルボギーを叩きV戦線から後退した。
「第3ラウンドはよく覚えていない。必死にゴルフをやっていた感じ」。リズムを失ったまま突入した最終ラウンドは、前半ショットが乱れてバーディーなしの2ボギーで折り返した。
タイトルが遠のく中でも、中野は諦めなかった。10番から3連続バーディーで巻き返し、距離の短い15番パー4はティーショットをカラーまで運んでアプローチをピン側に寄せてバーディー。最終18番も左ラフから2オンに成功。1打伸ばして後半は5バーディーで意地を見せた。
同組の丁文一には2打届かなかったが「後半の9ホールで彼と勝負できた。勝つゴルフとはああいうことなんだなとまじまじと感じた」と充実感もにじませつつ振り返った。
小学生時代から全国大会の常連。明大中野高時代に全国高校選手権を制し、早大に進学後、昨年の日本アマで優勝した。1メートル85、90キロの恵まれた体格で平均飛距離は300ヤードを超える。今年3月の開幕戦・東建ホームメイトカップで首位発進し4位に食い込むなどプロのツアーでも実績を残してきた。
今年はこの大会で優勝して来年のマスターズ出場権を獲得することを最大の目標に掲げてきた。プロ転向も視野に入れており、来年のアジア太平洋アマ挑戦については「保留です」と言葉を濁した。
次戦は国内メジャー日本オープン(10日開幕、埼玉・東京GC)に挑む。「頑張り直しです」と気持ちを切り替えた。
◇中野 麟太朗(なかの・りんたろう)2003年(平15)11月11日生まれ、東京都出身の20歳。漫画の影響で7歳の時にゴルフを始める。名前の由来は幕末の偉人・勝麟太郎(海舟)。得意なクラブはドライバー。平均飛距離は300ヤード。目標とするゴルファーはジョン・ラーム(スペイン)。1メートル85、90キロ。
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