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【アジア太平洋アマ】「まだまだだった」中野麟太朗は2打及ばず3位「頑張り直しです」次戦日本オープンへ

2024年10月06日 16:55

ゴルフ

【アジア太平洋アマ】「まだまだだった」中野麟太朗は2打及ばず3位「頑張り直しです」次戦日本オープンへ
2番でティーショットを放つ中野麟太朗 Photo By スポニチ
 【アジア太平洋アマチュア選手権最終日 ( 2024年10月6日    2024年10月6日 静岡県 太平洋クラブ御殿場コース7217ヤード、パー72 )】 前日から持ち越した第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、首位と2打差の3位で最終ラウンドに臨んだ中野麟太朗(早大)は5バーディー、2ボギーの69で回り通算10アンダーの3位だった。丁文一(中国)が12アンダーで優勝し、来年のマスターズ、全英オープンの出場権を獲得した。
 最終18番パー5。望みを託したイーグルパットはわずかに外れた。「まだまだだったんだな。ショットが良くなりつつあったが、マスターズ(出場権)、アジア1位が懸かった大会でその精度はなかった」。中野は悔しげに顔をゆがめた。

 暫定首位で迎えた第3ラウンドの5番のパーパットから競技を再開。短いパットを外してボギー発進し、続く6番も落とした。後半も悪い流れは続く。11番はボギー、12番はダブルボギーを叩きV戦線から後退した。

 「第3ラウンドはよく覚えていない。必死にゴルフをやっていた感じ」。リズムを失ったまま突入した最終ラウンドは、前半ショットが乱れてバーディーなしの2ボギーで折り返した。

 タイトルが遠のく中でも、中野は諦めなかった。10番から3連続バーディーで巻き返し、距離の短い15番パー4はティーショットをカラーまで運んでアプローチをピン側に寄せてバーディー。最終18番も左ラフから2オンに成功。1打伸ばして後半は5バーディーで意地を見せた。

 同組の丁文一には2打届かなかったが「後半の9ホールで彼と勝負できた。勝つゴルフとはああいうことなんだなとまじまじと感じた」と充実感もにじませつつ振り返った。

 小学生時代から全国大会の常連。明大中野高時代に全国高校選手権を制し、早大に進学後、昨年の日本アマで優勝した。1メートル85、90キロの恵まれた体格で平均飛距離は300ヤードを超える。今年3月の開幕戦・東建ホームメイトカップで首位発進し4位に食い込むなどプロのツアーでも実績を残してきた。

 今年はこの大会で優勝して来年のマスターズ出場権を獲得することを最大の目標に掲げてきた。プロ転向も視野に入れており、来年のアジア太平洋アマ挑戦については「保留です」と言葉を濁した。

 次戦は国内メジャー日本オープン(10日開幕、埼玉・東京GC)に挑む。「頑張り直しです」と気持ちを切り替えた。

 ◇中野 麟太朗(なかの・りんたろう)2003年(平15)11月11日生まれ、東京都出身の20歳。漫画の影響で7歳の時にゴルフを始める。名前の由来は幕末の偉人・勝麟太郎(海舟)。得意なクラブはドライバー。平均飛距離は300ヤード。目標とするゴルファーはジョン・ラーム(スペイン)。1メートル85、90キロ。

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