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【スキージャンプ】高梨沙羅「だからこそ勝ちたい」パリ五輪を観戦で刺激 26年冬季五輪へ思い新た

2024年10月17日 18:33

ジャンプ

【スキージャンプ】高梨沙羅「だからこそ勝ちたい」パリ五輪を観戦で刺激 26年冬季五輪へ思い新た
<ノルディック全日本選手権ジャンプ・ノーマルヒル>公式練習後に笑顔で取材に応じた高梨沙羅 Photo By スポニチ
 【ノルディックスキー全日本選手権ジャンプ・ノーマルヒル初日 ( 2024年10月17日    長野・白馬ジャンプ競技場 )】 本格的なシーズン到来を告げる大会が開幕し、出場者数が規定に届かなかった女子は予選が行われず、公式練習が行われた。五輪3大会連続出場の高梨沙羅(28=クラレ)もジャンプの感触を確かめ、あす18日の決勝へコンディションを整えた。
 秋とは思えない強い日差しの中で行われた公式練習を終えた高梨は、「(欧州での合宿から)日本に帰って、もう一度課題に取り組んでいる途中。いい方向に向きつつあるのかなと思う」と手応えを示した。8月にはフランスで行われたサマーグランプリ(GP)2試合に参戦し、1位、2位と好成績を残した。「冬につなげるための夏シーズンなので、うまくシーズンインできるベースを作ればいいなと思っているが、メンタルのスポーツでもあるので、成績も付いてくると凄く力にはなる」と笑顔で語った。

 そのサマーGP直前にはパリを訪れ、スポンサーの仕事絡みでパリ五輪を観戦。ブレイキンやテコンドー会場を訪れ、「お客さんとして見ることによって、やはり五輪って凄い試合だよなと感じることができた。こんなに大勢の人を動かせるものはなかなかない」と刺激を受けた様子だった。もちろん自身の競技面へのモチベーションも高まっており、「だからこそ、五輪で勝ちたいとも思ったし、納得いくジャンプができるように作り上げていきたい」と思いを新たにした。

 今月8日には28歳の誕生日を迎え、「28になっちゃいました。“アラサーだね”って言われて、確かにそうだねと。身に覚えのない筋肉痛とか、全然ありますね」と、年齢を重ねたことを実感した高梨。15歳でW杯デビューを果たし、通算62勝を挙げるなど数々の金字塔を打ち立ててきたが、アスリートとしてはまだまだ老け込むつもりはない。「今季は世界選手権、来季は五輪と続くので、自分のやるべきことに集中しながら、いいものを作っていきたいと思う」と話した。

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