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柏原明日架 ミセスで初Vへ好発進 19年に逆転V飾った思い出の大会「もう一回優勝したい」

2024年10月18日 04:30

ゴルフ

柏原明日架 ミセスで初Vへ好発進 19年に逆転V飾った思い出の大会「もう一回優勝したい」
<マスターズGCレディース 第一日目>2番、靴を拭いたタオルを匂った渡辺宏之キャディを見て爆笑する柏原明日架(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフ NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第1日 ( 2024年10月17日    兵庫県・マスターズGC=6506ヤード、パー72 )】 ツアー通算2勝の柏原明日架(28=富士通)は5バーディー、ボギーなしの67をマークし、5アンダーで6位と好スタートを切った。首位とは2打差。今年2月に結婚を発表した28歳は、19年に6打差逆転優勝を飾った思い出の大会でミセス初Vを目指す。今季2勝の桑木志帆(21=大和ハウス工業)とイ・ミニョン(32=韓国)が65で回り、7アンダーで首位に立った。
 5メートル前後のチャンスを次々とものにした。柏原はインスタートの後半2番で6メートルを沈めると、そこから3連続バーディーを奪取。悩みの種だったパッティングが復調し、この日は28パットとグリーン上がさえ渡った。

 「ここ1、2カ月くらい5メートルぐらいのチャンスがずっと多い中で、今日はよく入ってくれたかな」

 今季、ショットは好調を維持。森守洋コーチと続けてきたオフの取り組みが実り「自分自身成長した部分なのかな」とうなずく。しかし、ここ数カ月はパッティングで苦戦。そこで、今週はパターのシャフトを160グラムのものに変更した。40グラム増やしたことで「思ったよりも1カップ、2カップ飛んでくれる。割とアジャストしやすかった」と転がりが良くなったことが奏功。今まで決まらなかったパットに一筋の光が見えた。

 19年に2勝して以降は、もどかしい時間を過ごした。22年には6季連続で保持したシードを喪失。昨季もシード復帰はならず、「正直言うと、(今季)最初の方はシード権はマストで欲しいっていう気持ちが優勝より強かったかもしれない」と目線を上げることができなかった。しかし、春先に2試合連続トップ5入りしたことで自然と気持ちは変わり、目標をシード復帰から“優勝”に上方修正。来季シードもほぼ確実とし、「優勝したいな。いけるな」と少しずつ自信を取り戻した。

 今年2月に延田グループとスポンサー・マネジメント契約を締結。19年にイ・ボミさんとの優勝争いを制した思い出の大会に、今年は初めてホステスプロとして臨む。今季開幕前には結婚を発表した28歳は「優勝しているのはそこで最後。もう一回優勝したい」と強い気持ちを胸に5年ぶり復活Vに突き進む。(山手 あかり)

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