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西郷真央 ツアー初Vで米“新人賞”もいただき!日本人では小林浩美以来34年ぶり快挙へトップ独走中

2024年10月23日 04:00

ゴルフ

西郷真央 ツアー初Vで米“新人賞”もいただき!日本人では小林浩美以来34年ぶり快挙へトップ独走中
西郷真央(AP) Photo By AP
 【スポニチ主催TOTOジャパンクラシック出場選手発表 】 国内唯一の米女子ゴルフツアー公式戦で日本ツアーを兼ねるスポニチ主催TOTOジャパンクラシック(31日~11月3日、滋賀・瀬田GC北C)の出場選手が22日に発表された。米ツアーからはルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでトップを走る西郷真央(23=島津製作所)が母国でのツアー初優勝に照準を定める。今季のメジャー覇者、古江彩佳(24=富士通)、笹生優花(23=アース製薬)ら43人が参戦。日本ツアーからは竹田麗央(21=ヤマエグループHD)ら35人が出場する。
 今季、日本から主戦場を移した西郷が、米ツアーの主役の一人として凱旋する。本格参戦1年目ながら7度もトップ10に入り、ポイントランク9位。平均ストロークでは堂々のランク4位。存在感が際立っている。

 各大会の成績に応じて付与されるポイントで争う「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」ではトップを独走している。このままタイトルを獲得すれば、日本人としては90年の小林浩美以来34年ぶり2人目の快挙となる。

 9月下旬のアーカンソー選手権で4位に入った好調を維持してアジアを転戦している。2週前のビュイックLPGA(中国)では第3日で単独首位に立って米ツアーで初めて最終日最終組で回り、7月のCPKC女子オープンに続く今季2度目の2位で終えた。初優勝に届かず「自分の思ったプレーができなかったのは凄く悔しい」と歯がゆそうに話したが、先週のBMW女子選手権(韓国)でも初日5位で発進し好位置でプレーした。最終日の最終18番、シャッター音にティーショットを乱されて、痛恨のダブルボギー。12位で終戦し、3戦連続トップ10入りを逃した。それでもショット、パットともに感触はいい。「気持ちを切り替えて頑張りたい」と前を向いた。

 TOTOジャパンクラシックは5年連続5回目の出場となる。今年と同じコースで開催された21年大会で3位に入った実績もある。母国で米ツアー初優勝へ。舞台は整った。

 ▽ポイント配分 ルーキー・オブ・ザ・イヤーを争うポイントは優勝が150ポイント、2位が80、3位75と順位に応じて加算される。今季の米女子ツアーは残り6戦で1位西郷と2位イム・ジンヒの差は112ポイント。

《渋野は体調が鍵》 渋野は先週のBMW女子選手権を欠場した。自身のインスタグラムで「しばらく続いている体の不調に改善が見られず、メディカルチームと相談した結果、欠場する判断となりました」と説明しており、どこまで回復しているかが焦点。TOTOジャパンクラシックは6年連続6回目の参戦。21年大会では7位に入っている。優勝戦線に加わるためにも万全のコンディションで臨みたい。

《古江&笹生も参戦》 今季メジャーを制した古江と笹生も参戦する。7月のエビアン選手権でメジャー初タイトルを手にした古江は21年大会以来2度目の戴冠を狙う。9月以降、日本ツアーで好結果を残しているが、約2カ月ぶりに米ツアーに戻った先週は41位に終わり「反省点ばかりだった。修正したい」と話していた。全米女子オープン覇者の笹生は、2位に入った20年以来の上位争いに照準を定めている。

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