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大の里に二所ノ関親方の「壁」 ぶつかり稽古7分 新大関砂まみれ「全然押せていなかった まだまだ」

2024年10月31日 04:39

相撲

大の里に二所ノ関親方の「壁」 ぶつかり稽古7分 新大関砂まみれ「全然押せていなかった まだまだ」
大の里を指導する二所ノ関親方(右) Photo By スポニチ
 大相撲の新大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が30日、福岡市西区の同部屋で九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)へ向けて本格始動した。「アデノウイルス感染症」による体調不良で秋巡業を途中離脱。約2週間半ぶりの実戦稽古は十両・白熊、幕下・花の海と12番取って9勝3敗だった。
 立ち合いで押し込まれる場面もあったが、左おっつけなど迫力十分の攻めも披露し「久々に相撲を取った。ここからなまった体を戻して、仕上げていきたい」と前向きに話した。

 仕上げのぶつかり稽古では師匠・二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)の胸を借りた。引退して5年9カ月。どっしりと構える第72代横綱の「壁」はこの日もぶ厚かった。大の里も懸命に前傾姿勢になるが押しても押せず、何度も転がされ砂まみれにされた。

 もがき続けること7分間。「親方を全然押せていなかったので、まだまだ。もっと追い込んでいきたい」と反省するも、師匠の愛のムチには「場所前に胸を出してもらえるのはありがたいし、いい稽古にもなりました」と感謝した。

 来月4日には佐渡ケ嶽部屋で二所ノ関一門の連合稽古が行われる。「連合はいろんな関取と稽古できるいい機会。まだ時間もあるので、初日に向けしっかりやっていきたい」と力を込めた。

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