大関同士の出世争い 大の里&琴桜 二所ノ関一門連合稽古でバチバチ互角の20番
2024年11月05日 04:45
相撲
10月27日に終わった秋巡業は「アデノウイルス感染症」による体調不良で途中離脱。福岡入り後の30日から本格始動したばかり。この日も持ち前の迫力十分の出足は影を潜め、相手の陣地には一度も踏み込めなかった。ただし先輩大関の積極的な攻めに苦しみながらも、左を巻き替えもろ差しになって出るなど新境地も見せた。「大関とやることができて良かった。大関と稽古することで調子も上がってくる。しっかり自分のものにしたい」と収穫を口にした。
師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「いい経験にはなった。あとは場所前の1週間を充実したものにする。そこだけ」と指摘する。あくまで稽古は稽古。場所で結果を出すためには何が必要か。ここからが勝負となる。「1週間を短いと捉えるか、長いと捉えるかは自分次第。自分はまだ1週間もあると思っているし、まだ良くなると思う。しっかり修正して、初日に間に合うように頑張りたい」と前向きな言葉で締めくくった。