【高校バスケ】福岡大大濠が福岡第一を圧倒し全勝V 両校はウインターカップ出場
2024年11月05日 06:00
バスケット
2メートル6の身長は序盤から目立っていた。第1Qには得点を決めほえるなど、この試合にかける思いを表現。第4Qは3ポイントシュートも決めて23得点と役割を果たした。守備でも立ちはだかり壁になった。「頼ってくれた中で決めきれないところがあった」と満足はしないが、片峯聡太監督は「オールラウンダーの活躍ができている」と評価した。
涙に暮れた昨年末から「いろんなことにチャレンジした」と振り返る。1月に特別指定選手としてB2福岡に加入して5月までプレーした。11月下旬の男子アジア杯予選の直前合宿参加メンバー23人に高校生で唯一選出された。「自分のいいところをしっかりトムさん(ホーバス監督)に見せたい気持ちが強い。経験とは思わず本気で選ばれる気持ちで合宿に挑みたい」と引き締まった表情で語る。
地元福岡であった今夏の高校総体は準決勝で敗れた。ラスト1冠は21年以来3年ぶりの頂点がかかる。「福岡のみなさんに優勝を届けられるように」と熱い冬にする。 (杉浦 友樹)
≪本大会へ修正を誓う≫福岡第一は試合を通して主導権を握られ、1Qもライバルを上回ることはできなかった。井手口孝監督は「完敗ですね。集中力を欠いたリバウンドの取られ方をしていた」と渋い表情だった。連覇がかかる本番が来月末に控える。高校バスケ最高峰「U18日清食品トップリーグ」も、うまく使いながら「15人を選ぶところから試したい」と修正を誓った。