21世紀枠が一般選考に影響…九州4校目は8強の宮崎西

2012年01月27日 19:43

野球

センバツ32校決定
 【選考事情】21世紀枠の選考結果が一般選考にも大きく影響した。

 4枠の九州地区では、最後の枠を九州大会ベスト4ながらコールドゲームで大敗した創成館(長崎)と、21世紀枠から一般枠に回った8強の宮崎西が争い、安定感で上回った宮崎西が滑り込んだ。2回戦で福岡県大会優勝校を破り、準優勝の九州学院(熊本)に善戦したことが大きかった。

 総枠6の関東・東京は21世紀枠候補だった高崎(群馬)が関東の4校目となり、最後の切符は関東大会8強の横浜(神奈川)が手にした。東京大会準優勝の帝京との比較で、投手力、守備力は互角。攻撃力が評価を分け、波がある帝京打線に比べ、そつのない攻めの横浜が勝った。

 中国・四国の5校目は、中国大会4強の早鞆(山口)が四国大会ベスト4の明徳義塾(高知)を抑えた。既に高知の選出が決まっていたため、地域性も加味された。

 近畿は4強勢のほか、ともにベスト8で潜在能力の高さを支持された大阪桐蔭と、粘り強さを評価された鳥羽(京都)が選ばれた。

 21世紀枠は石巻工(宮城)と洲本(兵庫)が決まった後、残る1校はオホーツク海側の厳しい気候環境の中、部員19人で奮闘する女満別(北海道)が満場一致で選ばれた。

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