×

西武 元守護神シコースキーをテストへ 手術の右肘回復

2012年11月01日 06:00

野球

西武 元守護神シコースキーをテストへ 手術の右肘回復
西武は元守護神シコースキーの入団テストを6日から行うことになった
 西武は31日、昨季途中まで在籍した元守護神のブライアン・シコースキー投手(38)の入団テストを6日から行うことを発表した。今季は涌井が守護神を務めたが、来季は先発に復帰することが決まっている。首脳陣が守護神を検討していく中で、今季はカナダ独立リーグでプレーしていたシコースキーの復帰案が浮上した。渡辺監督は「性格も分かっているし、経験もある。投げられるのだったら、いて損はない投手」と獲得に前向きな姿勢を示した。
 シコースキーは150キロ台の直球を武器に、10年は33セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得。昨年も活躍を期待されていたが震災の影響で一時、米国に帰国。再来日後、5月1日の日本ハム戦(札幌ドーム)登板後に右肘の違和感を訴えて再び帰国した。米国では右肘遊離軟骨除去手術を受け、復帰へ向けてリハビリを行ったが、復帰のメドが立たず戦力外と判断された。

 しかし、今季プレーしたカナダでは先発も務めるなど、右肘は既に回復している。01年のロッテを皮切りに日本で10シーズンを過ごし、既にフリーエージェント(FA)資格を得ていることから、外国人枠ではなく日本人枠でプレーできるのも魅力だ。今回のテストをパスすれば延べ6球団目となる。

 球団は6日からのテストで手術した右肘の状態をチェックする予定。来季のV奪回へ向け「出戻り守護神」が誕生する可能性が高まった。

 ◆ブライアン・シコースキー 1974年7月27日、米ミシガン州生まれの38歳。95年ドラフト4巡目でアストロズに入団し、00年にレンジャーズでメジャーデビュー。01年途中にロッテと契約。04年巨人移籍を皮切りに、ヤクルト、ロッテ、西武と国内球団を渡り歩き、11年途中に西武から解雇されていた。日本では通算10年間プレーし、438試合登板で37勝34敗58セーブ、防御率3・10。1メートル85、97キロ。右投げ右打ち。

おすすめテーマ

野球の2012年11月01日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム