西武・田辺監督 第7代「隠しマイク大賞」!“直電”実った
2015年12月29日 10:35
野球
「うれしいね。積み重ねだよ、全て。自身が表彰されることなんて、ここ四半世紀近くなかった。92年にベストナイン、ゴールデングラブを獲って以来。感無量だね」
――理想が高かった。
「日々、研究していた。スポニチを開けばまず隠しマイクをチェックして12球団の動向を探った。ダジャレが多かったけど、レベルの高いものを目指していたからね」
――最もお気に入りの「作品」は。
「七夕の日に、オリックス戦に先発した牧田に向けて“織り姫にひこ星”じゃなくて“オリ相手に白星”と願ったダジャレだね。担当記者が休みだったから、思わず(担当記者に)電話して伝えたんだから。電話で隠しマイクを出したのは、自分くらいだろう」
――7月まではトップだった登場回数が8月以降、チームの失速とともに減った。
「後半はゲームに集中し、隠しマイクが失速する傾向にあった。それが心残りだね。途中まで“大賞受賞”を確信していたけど、一時は諦めかけた。来季こそ、コンスタントに結果を残したい」
――連覇も狙える。
「2度受賞なんて恐れ多い。どなたかに譲るよ(笑い)」
◆田辺監督傑作選◆
◎記者を引き連れ、ジョギングで球場入りする西武・田辺監督。携帯電話で映画「ロッキー」の劇中歌を流し、軽快に歩を進めながら「記者のみんなは、グロッキーか」。朝からダジャレも軽快です。(2月16日付)
◎本コーナー常連の西武・田辺監督。開幕戦を控えて晴れやかな表情で球場入りし、「いよいよ始まるね…。あっ、隠しマイクのことね」。さっそく登場していただきました。(3月28日付)
◎朝のジョギングが日課の西武・田辺監督。この日も、ぽかぽか陽気の中で体を動かし「しっかり汗をかいたよ。試合中に冷や汗かかないように…」。(5月5日付)
◎西武・秋山は、6月にプロ野球最多タイ月間8度の猛打賞を記録。「神の域」と表現した田辺監督は、記者とその話題になり「秋山、神様の次は何になるんだろう…。仏様になっちゃうのかな」。(7月6日付)
◎「七夕の日」のオリックス戦先発は今季勝ち星に恵まれない西武・牧田。試合前、田辺監督は「七夕は“織り姫にひこ星”。牧田は“オリ相手に白星”」。天を見上げ、ダジャレで願っていました。(7月8日付)
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